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AIグラビアの作成方法と、Kindle出版を勧めない理由

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Stable Diffusion を利用した画像生成と、Kindle における電子書籍の話です。

AI画像の作成

上の画像は、Stable Diffusion で生成した画像です。

使用モデルは「BracingEvoMix_v1」で、VAEは「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」になります。
以下はプロンプトとサンプラーですが、そう書いてもピンとこない方は、軽く読み飛ばしてください。

・プロンプト
(8k, RAW photo, best quality, masterpiece:1.2), ultra detailed, ultra high res, high detail RAW color photo, professional photograph, an extremely delicate and beautiful, Amazing, finely detail, extremely detailed beautiful young woman, extremely detailed face, extremely detailed eyes, extremely detailed skin, extremely detailed fingers, extremely detailed nose, extremely detailed mouth, perfect anatomy, Photo of Pretty young woman, 1 young woman, bright black hair, side tail, bright black eyes, expressionless smile, (suit:1.2), skirt, walking, park,

・ネガティブプロンプト
(worst quality:1.4), (low quality:1.4), (normal quality:1.4), lowers, normal quality, (monochrome:1.2), (grayscale:1.2),skin spots, acnes, skin blemishes, age spot, ugly face, glans, fat, missing fingers, extra fingers, extra arms, extra legs, watermark, text, error, blurry, jpeg artifacts, cropped, bad anatomy, double navel, muscle,

・サンプラー
Restart:試行回数30

以前は Google colab でも Stable Diffusion を利用できましたが、今年の春くらいから制限がかけられ、無料版はエラーが出るようになりました。

限られたGPUのリソースを無料ユーザーに使われ、他の利用者に影響が出てはいけない……。理由は、そんなところじゃないでしょうか。

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ちなみに、先の画像はデスクトップパソコンで生成しました。
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti を積んだデスクトップパソコンです。
より高性能なGPUもありますが、上記のモデルでも問題なく生成できているといいますか、問題が出ない範囲で使用している感じですね。

AIグラビアの作成方法

生成が可能なパソコンを使っているのであれば、Python 3.10.6 を入れ、任意の場所に Stable Diffusion のファイルを入れれば、ウェブUIを利用した画像生成が可能です。

Pythonのダウンロード先は下記。
https://www.python.org/downloads/windows/

Stable Diffusion は、入れたい場所で下記のコマンドプロンプトを実行すれば可能です。
「git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

詳細は上記のリンク先に書かれているので、英語が読める人はそのまま、そうじゃない人は右クリック後に「日本語に翻訳」してチェックしてください。

コマンドプロンプトは、フォルダの場所を示している欄で「cmd」と打ち込めば、その場所に呼び出せます。

生成には「Models」という画風的要素のファイルが必要なので、「Civitai」あたりで好みのものを選んで入れてください。
入れる場所は、「stable-diffusion-webui」>「models」>「Stable-diffusion」です。

VAEに関する説明と、プロンプト入力による生成方法の説明は省略します。
前に書いたAI画像生成の記事で少し触れているので。

画像生成は、作りたい画像の要素をプロンプトとして入れたり、既存の画像を参考にしたり、部分的に修正したりする流れになります。
便利な拡張機能があるので、いくつか紹介します。

ポージングや既存の画像のテイストを利用したいときに使うのが「ControlNet」です。
顔と手の修正機能としては「After Detailer(adetailer)」があります。
完成した画像の部分的な修正は「inpaint」で行います。
画像を拡大したいときは「Upscaler」を用います。
よく使うネガティブプロンプトをまとめた要素には「EasyNegative」などがあります。

気になる機能がありましたら、検索してチェックしてみてください。

そんなこんなで画像を生成したら、「Kindle Comic Creator」で電子書籍化します。
画像を読み込ませれば、1つのファイルにまとめた状態で出力可能。
使用できる画像の大きさは、800px×1280pxから。

電子書籍は、「Kindle Previewer」で確認できます。

Kindle出版を勧めない理由

上の画像は、同じようなプロンプトで出力したイラスト系Modelsの画像と、写真系Modelsの画像です。
Amazonでは珍しくないAIグラビア写真集ですが、上のような男性画像を見ることはありません。需要がないんでしょうね。

どんな写真集に需要があるかは、実際に見に行けば一発でわかるでしょう。

AIグラビア写真集の生成方法は紹介した通りなので、これで電子書籍で稼ぐことも可能なのですが、あまりお勧めできません。

その理由は、いつアカウント停止になってもおかしくないからです。
出版に際し、Amazonが定めたコンテンツ ガイドラインを守る必要がありますが、「不快なコンテンツはダメ」みたいに、定義が曖昧な内容です。

細かく定義できない事情もわかりますし、審査NGの理由をいちいち公表できない理由もわかりますが、相手の主観次第で収入が断たれる可能性があるものに注力するのはリスクが高い。
個人的には、そう考えます。

アカウント停止になると、今まで出版した本の収益が途絶えるわけなので、なかなかにハイリスク。
読んだページに応じて報酬が入る kindle unlimited 登録は魅力的かもしれませんが、それを利用したところでアフィリエイト収入ほどの額は見込めません。私個人の経験としては。

それに、AI写真集の類は、文字主体の書籍より風当たりが強いでしょう。
AI技術がどうのというわけではなく、量産が可能なので審査する側の作業量が増えて大変だから、向こうからしたら規制したい……。他サイトの事情を見るに、そう考えられます。

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