2020年3月に、楽天アフィリエイトレポートが新しくなり、売れた商品のジャンル別グラフなどが見られるようになりました。
その機能を使って、2020年1月から5月15日までのデータを分析したのが当ページです。
楽天アフィリエイト自体に関しては、下記リンク先にて。
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【改定版】楽天アフィリエイトのやり方
前に書いた『楽天アフィリエイトのやり方』の改定版です。 2019年4月1日から新料率が適用されたのを受け、書き直してみました。 これを書いているのは2020年2月。公正取引委員会が、独占禁止法違反の疑 ...
売り上げ商品ジャンルの変化
上の画像は、左から順に1月、2月、3月……となっています。
最後の5月だけ、半月分のデータとなります。
これは、私が運営する他サイトの売り上げデータなので、「一般的な流れ」とは言えないと断っておきます。
サイトはブランド品に注力しているので、「バッグ・小物・ブランド雑貨」の割合が他所より高いはず。
ただ、楽天アフィリエイトの場合、アフィリエイトのリンクさえ踏めば、紹介しているもの以外が売れても報酬になるので、サイトで取り上げていない商品ジャンルの売り上げが立つのは珍しくありません。
それに、ブランド品に注力しているとはいえ、全ジャンルを広く浅くカバーしているので、ジャンル特化型よりは売り上げ傾向の参考になるでしょう。
1月の売れ筋
1月時点では「美容・コスメ・香水」が21%で、「バッグ・小物・ブランド雑貨」が16%、「キッチン用品・食器・調理器具」「メンズファッション」と続きます。
ブランドの香水や有名メーカーの化粧品が売れ、バッグや財布が売れ、ブランド食器が売れている……。
大筋は、そんなところでしょうか。
何が売れたのかも、わかるようになっています。
化粧品では、アイビー化粧品が売れていました。
記事としては、取り扱っていないんですけどね。
バッグは、バレンシアガとロンシャンが多かったです。
ブランド食器はアラビアか、イッタラですね。同じデザインで揃える人が多いので、購入点数は多くなる傾向があります。
そういう意味で、洋食器はセットで紹介し、品数で稼ぐという手法も有効でしょう。
2月の売れ筋
2月に入り、「日用品雑貨・文房具・手芸」が12%、「スポーツ・アウトドア」が11%と、前月には見られなかったジャンルが入ってきます。
スポーツで売れているのは、主にゴルフ用品です。
ブランド品と親和性が高いので、特に不思議はありません。富裕層はブランド品を身に着け、ゴルフをするというイメージが抱きやすいように……。
この月のブランド品は、イルビゾンテが人気でした。
日用品雑貨は、除菌グッズ、地震対策セットが売れています。
クルーズ船の報道が連日されていた頃ですね。
防災グッズは、地震、台風など、災害が起こると売れ出しますが、サイトで取り上げているわけではありません。
3月の売れ筋
「医薬品・コンタクト・介護」が10%を超え、「インテリア・寝具・収納」が6%となっています。
医薬品ジャンルで売れているのは、マスクです。
今までマスクを扱っていなかった雑貨屋、ペットショップ、コスメショップが販売し、売り上げに繋がっていました。
インテリアは、新生活が始まる頃に売れるもの。
特に寝具と椅子が売れました。
4月の売れ筋
遂に「医薬品・コンタクト・介護」が、売れ筋ジャンルとなってしまいました。
私のサイトでは異例のことです。
あと、珍しく「食品」が6%で食い込んできています。
食品で売れたのは、「お米」と「まとめ買い系」です。
まとめ買いで人気だったのは、冷凍餃子ですかね。
医薬品ジャンルは、4月もマスク。
日用品雑貨ジャンルでは、マスク紐が売れたほか、このジャンルにカウントされたマスクもありました。
今のところ、もっともマスクが売れた月です。
5月の売れ筋
主力のはずのブランド品が消え去り、「美容・コスメ・香水」がトップになっています。
美容ジャンルで売れているのは、ネイルでした。
自宅で、自分でするしかなくなったのでしょうか……。
したことがないので よくわかりませんが、ネイル工房のジェルネイルが売れていました。
あと、ラサーナのシャンプーなども。
デバイスの変化
上の画像も、左から順に1月、2月、3月……となっています。
Googleが「モバイルファースト」と言うくらい、ネット利用者は「スマホ > パソコン」になりました。
しかし、自宅にいる時間が増えたせいか、ちょっと比率が変わっています。
5月には戻り始めますが、こんなところにも影響が出るんだなと、改めて思った次第です。
最後に
こんなにもマスクが売れたレポートは、見たことがありません。
ブランド品がメインのサイトだと、腕時計ジャンルも売れ筋なんですが、すっかり見なくなりました。
家にいると、身に着ける必要もないですからね……。
それに、先行きが不透明だと、投機目的の購入も減るのでしょう。
商品単価としては、マスクより腕時計やバッグの方が高いので、せっかく踏んでもらったリンクをマスクに……。そう思わなくもないです。
料率は腕時計が2%、バッグ・小物・ブランド雑貨が8%、医薬品・コンタクト・介護が5%です。
報酬は別にしても、マスクばかりの売り上げデータは虚しいので、色々と落ち着いてくれることを願っています。
また、このデータを通して、行動変容がもたらす需要の変化、売れる商品の変化を見せられた気がします。
一方で、「家でも できるようになったこと」が増えたので、それを紹介することで「訪問者の生活を楽しく変えられるかもしれない」という方向性で、商品を紹介するのも良いのではないか。
そんなことを思った次第です。