電池の液漏れ体験談です。
電池の液漏れと原因
電池の液漏れは、電池の内部にある電解液が外部に漏れ出す現象です。
上の写真は、その一例。
電池には使用推奨期限があり、それを過ぎると発生しやすくなると言われています。
目安としては、
- アルカリ乾電池:5~10年
- 亜鉛炭素乾電池(マンガン):1~3年
- リチウム電池:5年
……といった具合。
原因としては、過放電による液漏れなどがあります。
過放電は、電池の容量が0%を表示している状態から、さらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のこと。
機器が動作しない状態で、電池を抜かずに放置していると起こりやすいとか。
他には、直射日光下や暖房器具の近くなど、高温環境で使用・保管すると、内部圧力が上昇して発生することも。
あとは、製造時の不良、機器に適合しない電池の使用などが、原因として考えられるでしょうか。
液漏れ発生例
上の写真は、ブラザー「ピータッチ PT-J100W」で起こった液漏れです。
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電池を入れたまま放置していたら、こうなっていました。
この状態でも動くので、テープの交換作業をするまで気づきませんでした。
ピータッチのマニュアルで指定されているのは、単4形アルカリ乾電池と、単4形充電式ニッケル水素電池です。
見ての通り、使用していたのは単4形アルカリ乾電池。
ということは、液漏れの原因は「機器に適合しない電池の使用」じゃないことになります。
普通に動作はしていましたし、電池チェッカーで残量を計測したところ、まだ充分にあったので容量0%の過放電でもなさそう。
100均で購入したとはいえ、使用推奨期限は まだ先。
となると、夏場の暑さでやられたのかなと……。
何れにせよ、使うときだけ電池を入れたほうがよさそうです。
しばらく放置していたテレビのリモコンでも液漏れした経験があるので、使わない家電の電池は要チェック。
特にDVDレコーダーとテレビをリンクさせている場合、テレビのリモコンではなく、レコーダーのリモコンを使う機会が増え、自然とテレビのリモコンを放置しがちになるので注意。
液漏れ発生後の対応
電池から漏れた液に触れると、失明や化学火傷などの危険性があるため、素手では触らない方がいいでしょう。
機器の接触端子に腐食や液漏れの痕跡がある場合は、細かいやすりや綿棒で清掃します。
- アルカリ性電池:漏れた液はアルカリ性なので、中和するために少量の酢やレモン汁を布や綿棒に染み込ませて拭き取ります。
- マンガン電池:水を含ませた布や綿棒で拭き取ります。
廃棄方法は、自治体によって違うはず。
ということで、長いこと使わないなら電池は外す、使用期限は守る、直射日光や暑さは避けるといった点に気をつけ、使っていきたいですね。