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【体験談】ファモチジンOD錠10mg「Me」|胃酸を抑えるH2ブロッカー

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ファモチジンOD錠10mg「Me」は、MeijiSeikaファルマ株式会社が製造・販売している胃酸を抑える薬で、「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃炎」「食道炎」などの治療に用いられています。

OD錠について

OD錠は、口の中で溶ける薬のこと。
ODは「Oral Disintegrant」の略で、日本語だと口腔内崩壊錠になります。

水なしで飲むことができるOD錠ですが、食道などに張り付くケースもあるようなので、水で飲んだ方が無難です。
水ありと水なし服用のデータが添付文書にありますが、被験者数は多くなく、体液の採取回数・時間等の試験条件によって、数値が異なる可能性も示唆されています。

OD錠が増えている事情には、安価なジェネリック医薬品の存在があります。
先発品の特許期間が切れると、ジェネリック医薬品の販売が可能になるので、その対策として先発品メーカーが出しているとか……。

他に、先発品メーカーの市場防衛策として、オーソライズド・ジェネリックがあります。
これは、先発品メーカーから特許権の許諾を受けたメーカーが販売する後発品のこと。
先発品の特許が切れる前に発売が可能で、製造方法が先発品と同じといったメリットがあります。

効き目について

ファモチジンは、胃酸の分泌に中心的な役割を果たしているH2受容体を遮断することで、その量を抑えると添付文書の薬効薬理には書かれています。

胃酸の分泌を促進させる神経伝達物質は主に、ヒスタミン、アセチルコリン、ガストリンの3種類。
ファモチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断薬になります。
別名、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、H2ブロッカー。

端的に言えば、胃酸を出すよう指示をする神経伝達物質「ヒスタミン」の働きを妨害するので、胃酸を抑えられるという話。

ちなみに、ファモチジンOD錠は酢酸に溶けやすく、エタノールや水だと溶けにくいです。

ファモチジンは「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃炎」「食道炎」のほかに、「急性ストレス潰瘍」「逆流性食道炎」の治療にも使われているようです。
似たような作用がある薬としては、下記リンク先の薬を服用した経験があります。

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リンク先の薬に比べれば、リスクは低いように思えますが、副作用も確認されています。
薬の注意書き欄にあるのは、蕁麻疹、発疹、まぶたや唇の腫れ、発熱、のどの痛み、だるさ、吐き気、尿量減少、咳など。

腫れや蕁麻疹は、アナフィラキシー・ショックによるもの。
黄疸、意識障害については、添付資料で言及されています。

個人的な感想

整腸剤として「ミヤBM錠」を処方された際、一緒に出されたのがファモチジンOD錠10mg「Me」でした。

診断時の症状の改善という意味では、「ミヤBM錠」だけでよかった気もします。

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とはいえ、診断時に話した症状が症状だけに、胃酸過多の可能性も捨てられなかったのでしょう。

個人的には、ファモチジンによって何かが変わった気はしません。
処方された分を飲み終わり、そのあとに効能を確認しているので、「何の薬なのか」を知らないまま飲んだ感想になります。
つまり、そういう薬を飲んでいると思い込むことで、その効果が促されることはなかったということ。偽薬効果の否定みたいなものでしょうか。

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