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忘れて生きる|無駄に考えてしまう人向けの対策

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無駄に考えてしまう人向けのページです。

マインドワンダリング

目の前の出来事でなく、過去や未来に思いを巡らせている状態をマインドワンダリングと言います。

「あのとき、ああしていれば……」
「この先、どうなるんだろう」

なんて考えたところで、より良い行動に結びつきそうにない思考の連続。
堂々巡りに陥ってしまうのは、うつ状態ではありがち。

悪くない意味で、ぼんやりした状態を指すこともありますが、ここでは考えても仕方がないこととして、その対処方法を書いていきます。

今という時間をないがしろにして、今ではない時間に思いを馳せているわけなので、対処方法としては「今、ここ」に集中するのがスタンダード。
例えば、マインドフルネスが近年では注目されているでしょうか。

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論理的に考えるのが苦にならない人は、現状を分析して文章にし、客観的に自分を見つめるのもありでしょう。
大半の心配事は、考えても解決しないことがわかるので。

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思考の堂々巡りを止めたいだけなら、考える暇をなくすのも手です。
激しい運動をすれば考えている余裕はなくなりますし、音楽を聴くことで意識がそちらに向き、考え事から解放されることもあるでしょう。

例として音楽を挙げましたが、ゲームでも料理でも片付けでも、意識を集中できる作業なら同じこと。
大事なのは、考えても解決しない悩みを一時的にでも忘れること。

忘れることの意義

忘れることはダメなこととして批判されがちですが、忘れるという機能には防衛本能と言えそうな一面も備えています。

嫌なことをずっと覚えていたら、嫌な記憶が積み重なって、年を重ねるだけ不快な気持ちが増しそうなもの。
そうならないのは、ある程度の忘却と美化があるからかもしれません。

記憶には短期記憶と長期記憶があり、年単位で存在するのは後者になります。
その長期記憶として嫌な思い出を定着させないように、過去の嫌な出来事の反復は抑えるべき……。

とはいえ、生きるのに必要な“嫌な記憶”であれば、残しておくべきでしょうが、それが生きる妨げになっては元も子もありません。
本当に大事であれば、思い出さずとも定着している気もしますし……。

ここで言いたいのは、人は忘れて生きるものだということ。

個人的な経験で言えば、隣の家が火事になって自分が住んでいるところにも火が移り、逃げ出したことがありますが、普段は完全に忘れた状態です。
不意に思い出すことはあっても、「あぁ、そんなこともあったな」というレベル。

あの日、急に夜を明かす場所がなくなって困ったこととか、ダメになった家財とか、色々と嫌な思い出はありますが、それをずっと抱えていても良いことはありません。
「あのとき、大変だったなぁ」くらいの記憶に留まっているおかげで、いろんな意味でプラスになっている気がします。
昔の苦労を忘れられてこそ、新たな苦労を背負い込めるものですからね。

こういう風に書いていくと、苦痛に耐えながら働けるのは、いろんなことを忘れられているからであり、その忘却力が高さが社会人としての適正のようにも思えてきますね。

  • B!