前回、就労移行支援事業所「ウェルビー」を調べた流れで、他の施設も調べてみました。
LITALICOワークスとは
LITALICOワークスは、北海道から沖縄まで90ヵ所以上ある就労移行支援事業所です。
北海道は、札幌大通東、札幌、札幌大通、新さっぽろ。
仙台は、仙台みやぎの、仙台東口、仙台青葉。
東京は、高田馬場、新橋、秋葉原、水道橋、錦糸町、赤羽、五反田、蒲田、大塚、新宿南口、立川北、立川、府中、八王子。
神奈川は、横浜戸塚第2、新横浜、横浜東口、横浜西口、横浜桜木町、横浜関内、横浜都筑、横浜戸塚、藤沢、川崎、川崎駅前南、相模大野、海老名。
千葉は、千葉中央公園、千葉、船橋、西船橋、柏、松戸。
埼玉は、和光、南越谷、所沢、大宮、さいたま浦和。
栃木は、那須塩原。
愛知は、名古屋栄、大曽根、藤が丘、金山新尾頭、名古屋駅南、名古屋駅前、名古屋丸の内、名古屋野並、名古屋金山、名古屋千種、豊橋、尾張一宮。
静岡は、静岡第2、浜松、静岡。
兵庫は、西宮、三宮、姫路、神戸、尼崎。
京都は、伏見桃山、四条大宮、烏丸御池、京都駅前、四条河原町。
大阪は、新大阪、大阪梅田西、大阪梅田北、大阪梅田、大阪京橋、大阪心斎橋、大阪なんば、大阪天王寺、堺東、枚方、高槻。
広島は、広島駅南、広島紙屋町、広島横川、広島。
福岡は、小倉、天神、博多、福岡中央、北九州。
他に、岡山、宮崎、沖縄など。
厚生労働省の「令和元年社会福祉施設等調査の概況」によると、就労移行支援事業の事業所数は、2019年時点で3,399ヵ所なので、1社で90件以上は相当な数と言えます。
就労移行支援の説明は、別ページにて。
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1事業所あたり、平均で30~35人の登録者がいるようです。
就職実績
就職実績数 1,160名(2017年度。累計6,000名以上の就職をサポート)
職場定着率 89.7%(2019年度))
疾患別の就職実績を見ると、精神疾患が多いです。次が発達障害。
年代としては、20代、30代、40代の順で、20~30代が半数以上を占めます。
就職先での職種は、事務、専門職、運搬・清掃、農林漁業、サービス、軽作業、保安・保守となっていますが、比率は公表されていません。。
就職先として名前が挙がっているのは、日本郵便株式会社、ANA大阪空港株式会社、ほけんの窓口グループ株式会社、株式会社あきんどスシロー、株式会社三越伊勢丹、フジパン株式会社、大東建託株式会社、株式会社マイナビパートナーズ、株式会社帝国データバンク、アイリスオーヤマ株式会社、株式会社カカクコムなど。
参照元:就労支援実績|障害者就労移行支援のLITALICOワークス
利用の流れ
ポイント
1.電話や専用フォームで問い合わせ
2.施設見学や利用説明会への参加
3.受給者証申請と交付、体験利用
4.利用開始
実際に行って説明や見学を受けた後に、利用手続きをする流れは他所と同じです。
定期的に利用説明会を行っている点が、他との違いでしょうか。
役所で行う受給者証申請は、障害福祉サービス受給者証の申請のこと。申請方法についても、サポートしているようです。
発行には1ヶ月ほどかかるので、その間の利用は体験利用となります。
対象年齢は、65歳未満。
利用料は、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯(収入が概ね300万円以下の世帯)は負担なし。
所得割16万円未満の市町村民税課税世帯(収入が概ね600万円以下の世帯)は、月額上限9,300円。それ以外は、上限37,200円です。
原則として、交通費は自己負担。
運営会社
運営している株式会社LITALICOは、東京都目黒区に本社がある2005年設立の会社です。
東証一部に上場している企業で、証券コードは6187です
主な事業は、学習塾及び幼児教室の運営事業、児童福祉法に基づく障害児支援事業、障害者総合支援法に基づく就労支援事業、インターネットメディア事業。
就労移行支援以外に、以下のサイトも運営しています。
発達障害・学習障害・ADHD・不登校の子どもへの指導・サポート「LITALICOジュニア」
子ども向けのプログラミング教室・ロボット教室「LITALICOワンダー」
障害福祉・児童福祉の就職・転職・求人サイト「LITALICOキャリア」
発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」
今でこそ「LITALICO」ですが、就労移行支援事業は当初「ウイングル」で、教育事業は「Leaf」でした。
サービスブランドをLITALICOへ統合したのは2016年です。
「LITALICOワークス」の評判
「LITALICOワークス 評判」といったキーワードで調べようとすると、LITALICOで働きたい人向けの情報が目につきやすいです。
利用者向けの情報は、Googleマップで「LITALICO ワークス」などで検索すると、事業所単位で「Google のクチコミ」が見られるので、最寄りの事業所の評判を知るには いいかもしれません。
その際、キーワードが「LITALICO」だけだと、子ども向けの事業が出るので探しづらいです。
匿名掲示板の情報を見たい場合は、「就労移行支援事業所 スレ リタリコ」などで検索すると、誰が書いたのかわからない書き込みが見られます。
「Yahoo!知恵袋」で質問している人も少なくないので、利用した人の意見を見ることができます。
こちらも子ども向けの事業に関するものが多いので、「LITALICO ワークス」について知りたい方は、ご注意ください。
LITALICOのサイトにも、「就職事例ストーリー」という利用者インタビューのページがあります。
スタッフ側のインタビューとしては、「Reme」のインタビュー記事が参考になるかも。
2015年では約900名の方の就職支援ができていたり、実績は一番あると思っています。
ただ、数で言ったらすごいとは思うんですけど、その内訳で見たときに、パートやアルバイトの就職が多いということには課題感を持っています。
引用元:福祉業界をリードするりたりこさんの弱点ありますか?【LITALICOワークスPart4】 | こころの相談ならReme(リミー)
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