知っている範囲で書いた楽天市場とAmazonの比較記事です。
どちらが安いのか
どちらが安いのかは、商品によって違います。
楽天市場の方が安い商品もあれば、Amazonの方が安い商品もある……。
当たり前と言えば、当たり前のこと。
ただ、普段 ネットで何を買っているかによって、価格に対する両サイトのイメージは違うでしょう。
個人的な感覚で言えば、Amazonの方が安い商品を見つけやすいです。
とはいえ、それは型番検索できる家電などの場合。
寝具などは「似ているんだけど、微妙に違う商品」が少なくないので、単純比較はできません。
「ひんやりマット」で商品検索すると、楽天市場は人間用が出るのに対し、Amazonはペット用が目立つといった違いもあります。
最大の違いは、後述。
ポイント
楽天市場もAmazonも、ポイントが貯められます。
どちらも、基本は商品価格の1%分のポイント付与。
ポイントの期限は、Amazonは最後の買い物から1年後、楽天市場は最後にポイントを獲得した月から1年後。
どちらも、期限内にサイトで買い物をすれば、その期限は更新されるので、頻繁に利用する人は気にする必要もないでしょう。
なお、これは通常ポイントの期限になります。
楽天市場には期間限定ポイントも存在し、こちらはイベントなどで取得できるポイントとなっています。
イベントへの参加はエントリーが必須のタイプと、不要なタイプに分かれます。後者は、月に一度は開催される買い回り企画など。
買い回り企画は、1,000円以上の買い物をした店舗の数だけ、ポイント倍数が増えていくもの。
上限は、7,000ポイント。これを書いている時点では。
期間限定ポイントは、毎月15日あたりに付与され、その翌月末まで使える感じですかね。
7月のイベントで購入した場合、付与は8月中旬で、使用期限は9月末といった具合。
付与スケジュールは、各イベントページに記載されています。
期限のない通常ポイントは、20日後に利用可能になります。
また、ショップ別に設定されているポイントも同様。
楽天市場では、出店しているショップ側が負担を増すことで、より多くのポイントを付与できる仕組みになっています。
それがショップ別に設定されているポイントです。
【ポイント10倍】で商品検索すると、価格の下に「+9倍UP」と表記された商品が出てきます。通常の1倍に加え、店舗負担の+9倍があるから、合わせて「ポイント10倍」という計算。
内訳では、アイテムポイントアップ分と表記されていて、イベント加算分とは別にもらえます。
例として「ポイント10倍」と書いただけで、違う倍率が表記された商品もあります。
各ショップ個別のポイントアップによるポイントは、通常購入1倍分とともに、お買い物翌日に「獲得予定ポイント」状態となり、20日後に「利用可能ポイント(または総保有ポイント)」に反映されます。
引用元:キャンペーンの特典ポイントはいつ付与されますか?
※ 楽天カード、楽天モバイル、楽天証券などの楽天系サービスを使うことで、ポイントの倍率はあげられます。楽天カードは年会費無料、楽天モバイルは1GBまで0円なので、この辺は使いようによってはタダで上げられます。楽天証券は、月1回500円分のポイントを使えば上がります。投資に関しては、下記リンク先で触れています。
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最大の違い
最大の違いは、商品単位で見るか、ショップ単位で見るかです。
Amazonが前者、楽天市場は後者。
Amazonで商品を探すと、商品単位で商品が出てきます。
それは「ASIN(Amazon Standard Identification Number)」という商品識別IDを用いることで、1商品1ページになっているからです(書籍は別のID)。
ASINは「Amazon Standard Identification Number」の略で、Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10けたの番号です。CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、ゲームな ど、書籍以外の商品の詳細ページに記載されています。
引用元:Amazon.co.jp ヘルプ: ISBN/ASINについて
1商品1ページで探しやすい反面、商品ページ移動後に出荷元&販売元を確認して初めて「誰から買うのか」がわかります。
楽天市場で商品を探すと、ショップのページ単位で商品が出てきます。
なので、同じ商品を扱うショップが多い場合、同じ商品がズラッと並ぶ……。
「ショップのページ単位」で出るので、同じ商品のページを2つ作れば、2つ出てくることになります。これを悪用し、悪いレビューが集まったら、新しく商品ページを作って古いページは消し、前のレビューを見られなくすることも可能なはず。
そのような探しにくい状態にあるので、「最安ショップを見る」という比較機能を付けたのかもしれません。
逆に、この方式のメリットとしては、ショップ単位で商品ページの作りこみができるので、価格以外の訴求がしやすいこと。
それに、レビューが混ざらないこともあるでしょう。
レビューが混ざるというのは、商品にレビューが結びつく場合、販売ショップ側の問題も商品の感想になってしまうこと。
例えば下記のようなケースです。
A店の保管状態が悪いため、商品Cの質が下がって低評価。
B店が商品Cを販売する際、このA店が販売した商品Cの評価を見て、購入をためらう人が出てしまう……。
B店の保管状態が良いなら、これは役に立たない評価ですが、商品Cのレビューには違いないので、表示され続けてしまいます。これがレビューが混ざるデメリット。
ショップ単位で商品ページを作るのであれば、他店が販売した同一商品のレビューは、そこに表示されません。
レビューに関して言えば、Amazonにはないメリットが楽天市場にはあります。
それは、アフィリエイト収入です。
投稿したレビューを経由して商品が売れた場合、投稿主に報酬が発生します。詳しくは、下記リンク先にて。
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最後に
Amazonで買う利点は、配送を1回で済ませられること。
必要な商品を選んで決済すれば、1つの箱に入って商品が届きます。
発送元が違う場合は別々の配送になりますが、Amazonの倉庫から発送する商品であれば、まとめて届くので受け取りが楽です。
プライム会員であれば、「Prime」マークがある商品の送料は無料というのも大きい。
会費は、年間で4,900円。
前は、もっと安かったです。
会員で得した分は、アカウントサービスのページで確認できます。
個人的には、Prime Video の利用があるので、動画の配信サービスに月々400円ちょっと払っている気分。なので、他の利点はオマケくらいの感覚。
気をつけなくていけないのは、価格の安さにひかれて買ってみたら、販売元が変なところで、微妙な商品だったというケース。
楽天市場で買う利点は、ポイントとレビュー特典です。
収入につながる可能性があるレビューと、豊富なポイント。
とはいえ、期間限定ポイントは、買い物を急かされているようで、苦手な人もいるでしょう。
小銭程度の期間限定ポイントをもらっても、そのポイントを消費するために何かを買うのは気が引ける人も……。
そんな場合は、楽天ポイントカードが使える店舗で、普段使っている生活用品を買うのがオススメです。私は よくツルハで使っています。
ポイントカードは、カードが使える店舗で無料配布していたり、楽天市場内にある「楽天Edyオフィシャルショップ」で売っていたりします。
アプリもありますが、使ったことがないので、こちらの感想は書けません。
あまりにもポイント倍増イベントが多いせいで、買い時がわかりづらくなっていて、「今買うと、損かもしれない」と思う人もいるでしょう。
端的に言えば、買い時は「5か0のつく日」です。
5日、10日、15日、20日、25日、30日……。
毎月5と0がつく日に楽天カードで買うと、ポイント5倍だからです。
この5倍企画は、エントリー必須のイベントになります。
楽天カードを持っていない人には関係ないですが、持っている人にとっては「5と0がつく日」と、お買い物マラソンまたは楽天スーパーセールが重なる日が買い時になります。
まぁ、中には このタイミングを狙って値上げするショップもありますが……。
楽天で買わない人には、「商品ページが見づらいから」という理由の人もいるでしょう。
わからないではないですが、商品の質と購入ページのデザインは、何の関連性もありません。
「あのセールスマンの人、良い人だから買っちゃった」という購入理由に似ていますが、売り手と販売商品の質にも関連性はない……。
あくまで、手にした商品は“良いもの”か“ダメなもの”かという事実があるだけ。良さそうな人に見えても、それは一個人の主観的な感想に過ぎませんので、見るべきは商品や より多くの客観的な意見。
これから付き合っていくのは商品であって、セールスマンではないので。
売り手は、商品の性能には含まれない。
それと同じことが商品ページにも言えるでしょう。
見るべきはダサいか、ダサくないかではなく、買ったものの品質。
良さそうな人が、本当に良い人かわからないように……。
良さそうな人が、良いものを見る目があるかわからないように……。
売り文句や飾りつけでは、品質を見抜けないこともある。
なので、先に信頼に足るショップなのかをショップレビューで確認し、「ここで売っているものなら、変なものはないだろう」という買い方も、楽天市場ではあるでしょう。
参考になるほどのショップレビューが、そこにあればの話ですが。
Amazonで同じことをする場合、商品ページで「こちらからもご購入いただけます」や「新品&中古の出品」をチェックし、販売元の評価を見ていくことになります。
最後に、同じショップでも出店先によって価格を変えているケースについて。
例えば、同じAというショップが、楽天では1,000円、Amazonでは800円、PayPayモールでは780円と、同じ商品を違う価格で販売している可能性は、あまり考慮に入れなくていいでしょう。
理由は、ショップ側の手間です。
販売先で担当を代えているなら別ですが、同じ商品を別の価格で販売すると、作業者の負担が増えるので、ショップ側としてはやりたくない類の作業のはず。
イメージしやすいのは、問い合わせがあるたびに、サイトを確認しないと値段も言えないとか……。
自社サイトを持っているなら、そこに価格的な優位性をもたせ、モールからの誘導を試みているところもあるでしょう。
それは、自社サイトだとモールに支払うロイヤリティなどが無いので、その分だけ安くできるからです。
ロイヤリティがない分、サーバー費用やドメイン料がかかるんですけどね。
いずれにせよ、自分に合った買い物を心がけるのがベスト。
何かに触発されて要らないものを買っても虚しいですし、少しの安さを優先して評判の悪い業者から買っても悲しいので。
Amazonで買うものは普段からチェックしておいて、ここぞというタイミングでまとめ買い。その際、本当に要るのかを再確認。
楽天市場も同様。買うものは普段からチェックし、送料無料のラインにのるよう、合わせて買うものもチェック。買い回り企画時に、本当に要るのかを再確認。
あわせ買い用に買った物が、予想以上に使えたこともあります。
こんなところでしょうか。私の場合は。
【オマケ】
移り変わりが激しい分野なのでオマケとして書きますが、Amazonだと価格履歴ツールがあります。
以前は、モノレートで見ていましたが、今は「Keepa」でしょうか。