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「ニューロワークス」の評判|横浜と大塚にある就労移行支援事業所

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前回、就労移行支援事業所「シゴトライ(現:atGPジョブトレ うつ症状コース)」を調べた流れで、他の施設も調べてみました。

ニューロワークスとは

ニューロワークスは、東京と神奈川にある就労移行支援事業所です。

東京にあるのは、ニューロワークス大塚センター。
場所は、東京都豊島区北大塚。

神奈川にあるのは、ニューロワークス横浜センター。
場所は、神奈川県横浜市。

どちらかに通所することになるので、通えない範囲にお住いの人は、残念ながら対象外になります。
「関西にも、こういう事業所があったらなぁ」という うつ病の方は、「シゴトライ大阪」を見学に行ってみるのも手かも。

ニューロワークスの利用対象となるのは、統合失調症、うつ病、双極性障害、発達障害、知的障害がある人など。
障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書があれば利用を認められるケースがあるようです。

就労移行支援事業所というのは、就職に向けてスキルアップする場所です。
ニューロワークスでは、このスキルアップに加え、脳と体のケアを学んで「長く健康的に働ける就職」を目指します。

いわゆる作業所は「就労継続支援A型・B型」の施設なので、「就労移行支援」とは違います。
「障害者雇用促進法」については、下記リンク先で簡単に説明しています。

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ニューロワークスの特徴として、私が捉えたのポイントは次の通り。

ポイント

・体を動かすトレーニング
・マインドフルネス
・交通費が出る
・ランチ支給

ブレインフィットネス

ニューロワークスでは、ブレインフィットネス・プログラムを取り入れています。
端的に言えば、脳の健康に良い生活習慣を会得するトレーニングです。

ニューロワークスを運営する株式会社イノベイジは、恵比寿で脳トレーニングジム「ブレインフィットネス」を運営している会社なので、脳科学の分野が強みなのでしょう。

就労支援の場で「運動をする」と聞くと、すごく意外な感じがしますが、脳のケアという面で考えると、効果的だと思います。

というのも、「脳由来神経栄養因子(BDNF)」の不足によって、神経が成長できずにモノアミンが減ることを調べた際に、運動でBDNFを増やすことが うつ病対策として有用だと知ったからです。
有用と書きましたが、治療ではないので、その辺は誤解なきよう。

注意ポイント

ブレインフィットネスプログラムは、医師の診断・治療に代わるものではありません。
基本的な脳と体の健康増進プログラムです。障害自体の治療でないので、その点はご注意ください。

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脳トレーニングジム「ブレインフィットネス」では、認知症や脳の休息に焦点を当てたプランが実施されています。
BDNFについて書かれているのは、「ブレインヘルスプラン」の「メニュー」にある「筋トレ」のところです。

認知症に関するプランなので、うつ病のことは書いていませんが、「脳の神経細胞の発生や成長、維持、修復に不可欠」とあります。
そこだけ見ても、脳内の神経伝達物質が関係する うつ病との親和性が想像できるでしょう。

そういう意味では、脳トレーニングジムのうつ病対策版が、ニューロワークスなのかも。

また、ブレインフィットネスの特徴には、脳波測定デバイスの使用があります。
その中には、脳波を測定しながら操作するゲームのプレイというメニューも。

ニューロワークスでは、睡眠や歩数が自動的に計測できる「fitbit」というウェラブル端末を着け、互いの歩数や睡眠について話すこともあるようです。
ウェラブル端末と書くと難しそうですが、見た目で言えば時計ですね。

マインドフルネス

ストレスケアとして、よく耳にするようになったマインドフルネスを取り入れているのも、個人的には興味深いです。

トレーニングメニューを見ると、朝礼後に必ずマインドフルネスがあります。

マインドフルネスに関しては、ジョン・カバットジン氏の『マインドフルネスストレス低減法』を実践したことがあるので、そのときの内容が参考になるかも。

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私は、目を閉じて横になると寝てしまっていましたが、ニューロワークスでは、目をつむるのが苦手な人向けに、別の方法をレクチャーしているようです。

交通費が出る

原則、就労移行支援では交通費が出ないものの、住んでいる自治体によっては補助が出るという認識でしたが、ニューロワークスでは独自に上限7,000円の交通費助成があるそうです。

対象となるのは、障害福祉サービス受給者証が発行され、12日以上利用された人。とはいえ、一部支給の対象外になる場合があります。

障害福祉サービスについては、厚生労働省のサイトで以下のように書かれています。

就労移行支援
【対象者】
就労を希望する65歳未満の障害者であって、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者。具体的には次のような例が挙げられます。
(1) 就労を希望する者であって、単独で就労することが困難であるため、就労に必要な知識及び技術の習得若しくは就労先の紹介その他の支援が必要な者
(2) あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許を取得することにより、就労を希望する者
引用元:障害福祉サービスの内容|厚生労働省

ちなみに、施設の利用料金は「前年度の所得に応じて変動しますが、大半の方は自己負担なくご利用」とあります。

おそらくは、住民税が非課税の人が無料なのでしょう。
その根拠は、厚生労働省の障害福祉サービス等の「障害者の利用者負担」にあります。詳細はリンク先にて。

在宅訓練

横浜センターなら、在宅訓練という選択肢もあります。
障害特性上通所するのが困難な方で、市区町村から許可を得ている場合のみなので、対象外となる人が多いかもしれません。在宅訓練を選んでも、週1回は通所することになります。

ランチ支給

食事や睡眠に関するレクチャーがメニューにありますが、実際にランチが出るのは少し驚きました。

ランチは、栄養士監修のもと、栄養バランスに気をつけているようです。

施設が開いているのは、平日の9:00~18:00で、サービス提供時間は9:30~15:30。
午前中に座学や運動をした後、ランチを取って午後のメニューといった感じになります。

利用の流れ

利用までのステップ

1.見学申込、または資料請求
2.見学や個別相談会
3.体験実習
4.正式利用

まずは、資料を取り寄せて読んだり、見学してみたりします。
次に、1日~3日程度の体験実習です。実際の訓練を体験できるので、ここで正式利用するか決めます。
正式利用する場合、受給者証を発行してもらうことになります。それには、障害者手帳や医師の診断書が必要になります。
うつ病の場合は、自立支援医療受給者証なども。

ニューロワークスの評判

評判と言っても、オープンしてからの日が浅いので、そういった情報は目にしづらいでしょう。
ニューロワークス大塚センターのオープンは、2018年4月2日。
ニューロワークス横浜センターは、2018年10月1日です。

いくつか、評判や口コミを扱っているサイトを見ましたが、公式サイトにある「利用者・卒業生の声」をリライトしている感じでした。

株式会社NOMALが運営している「Reme」というサイトのインタビューによれば、利用者は大塚センターで20名程度。
男女比は半々らしいですが、場所によっては女性が多く、運動系プログラムが人気だとか。
年齢層は、20代~50代で平均年齢は30代半ば。

生活習慣に課題があって復職できない人が、その改善を目指しているケースが多いようです。

社内には脳科学者が在籍していて、スタッフもブレインフィットネスをしているようです。

運営会社

ニューロワークスを運営しているのは、株式会社イノベイジです。
2013年設立の東京都渋谷区にある会社で、脳トレ・認知症予防の最新科学ニュースメディア「nounow」も運営しています。

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