お節介から始まったアフィリエイト
「こういうのが好きそうな人に教えたい」という“お節介から作ったページ”。
そこから報酬が発生したことを受け、同じようなページを作って収益を増やすことにしました。
とはいえ、人に教えたい商品が、山ほどあるわけではありません。
いろんな物を購入して、オススメ商品を増やしていくのも手ですが、それには結構な資金が必要です。
そこで、「こういうのが好きそうな人に教えたい」から、「こういうのを知りたそうな人に、伝えたい」に方向性を変更。
どうすれば伝えたい人の目に留まるのかを考え、その人たちが検索しそうな言葉を探しました。
ひとつの単語では競争相手が多く、上位表示されないと思い、最低でも二語以上のキーワードで検討。
結果、「メインキーワード」+「ネガティブなキーワード」がベターだという結論に至ります。
メインキーワードは、何らかの商品の購入を考えている人が、使いそうなものになります。
ネガティブなキーワードというのは、悪い情報がないか探るときに入れる言葉です。と言っても、そのネガティブな要因を強調するのではなく、否定する意図で使用しています。購入に対する無用な不安を払拭するためです。
こう書くと意外に思う人もいるかもしれませんが、メインキーワードは商品名ではありません。
商品名をキーワードとして強化するのは、スタンダードな手法だと思います。
一緒に強化するのは、商品名で検索した際に、関連ワードとして表示されるものが多いでしょう。
私も、その手法を考えましたが、選びませんでした。
多くの人がやっていますし、商品の流行り廃りが早いからです。
ずっと稼ぎ続けるサイトを目指すなら、一時的に売れて終わる商材は選ばない。
私が提供するのは、商品の魅力ではなく、商品の見方のようなもの。
それが、こういうのを知りたそうな人に、伝えたい知識なのです。
その知識を得られたのは、ある仕事に携わったからになります。
ここで、そのときの経験が活きてくるとは、思ってもみませんでした。
人生は、すべてネタになる。
アフィリエイトをしていると、そう思えることがあります。
具体的な作業
レンタルサーバーを使うのが億劫だったこともあり、無料ホームページを利用してのアフィリエイト展開でした。
この先、詳しくない人には聞きなれない単語が出てきますが、知らない単語はサラッと読み飛ばしてください。読む前に知っておきたい人は、下記リンク先をチェックすると把握できるはず。
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アフィリエイトに関する記事のまとめ
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ホームページは、タグ打ちで作りました。
作成ソフトを使わずに、すべて手入力しています。
Dreamweaverという作成ソフトを持っていますが、タグ打ちの方が性に合っていたようです。
HTMLやCSSといったファイルは、TeraPadというテキストエディタで開いて編集しました。
編集し終えたら、FFFTPというソフトでアップロードし、ブラウザ上で確認するというのが、基本的な作業の流れになります。
画像が必要な場合は、Photoshopというソフトで加工し、適切なサイズにして使用しました。
正直、そんなに凝ったことはしていないので、Photoshopを使う必然性は無い気もします。
無料ソフトであるGIMPを使い、同じようなことをしている人もいるので……。
JavaScriptも使っていますが、その辺は省きます。
ページに必要なものをアップしたら、新規ページならxml形式のサイトマップにURLなどを書き入れ、クローラーに巡回してもらうようにしました。
GoogleのSearch Consoleに登録しているサイトの場合、クロールの項目にある「Fetch as Google」を利用し、インデックス登録をリクエストしています。
これらは、早く検索結果に出してもらうための作業です。
自分のサイトが狙ったキーワードで上位表示されるかチェックしたり、そのキーワードで上位表示されているライバルを見たりする人も多いでしょうが、そういったことはしませんでした。
とにかく作る、それだけ。
作成マシーンと化していました。
と言っても、調子が悪い日は寝ていましたし、頭が働かない日も少なくありませんでした。
薬の作用で眠くなるので、集中できた時間は多くなかったはずです。
当サイトについて
当サイトは「WordPress」を使って作っています。
WordPressを使えば、HTMLやCSSを知らなくても、同じようなサイトの作成が可能です。
詳しくは「WordPressのインストールとテーマ選び」のページにて。
様々な工夫
よく知っていることなら、何も見ずに書けるので、ページ数は日々増えていきました。
そのうち、ページのテンプレートみたいなものを作って、それをベースに作業をするようになり、作成スピードが上がっていきます。
同じような作業を繰り返すなら、プログラムで自動化すれば効率がいい。そう思って、phpを使ったページ作成もしました。
ただ、プログラムの知識がある方ではないので、出来はイマイチなものでしたし、phpが使える無料スペースはサーバーが不安定。
なので、そこで成果をあげるというより、データ収集用のサイトとして、活用することになります。
作業を始めてから数ヵ月で、報酬が発生しない日がなくなりました。
毎日、少なくても数十円レベルで、何らかの報酬があったように思います。
その報酬額が大きく増えるキッカケになったのは、サイトのスマートフォン対応です。
スマートフォン対応と言っても、やっていることはシンプル。
閲覧端末の画面サイズに応じて、読み込むCSSを変えているだけ。
「メディアクエリの書き方」といったキーワードで検索すれば、すぐに方法は見つけられると思います。
パソコンでサイトを見る人より、スマホで見ている人が多くなっていたので、多数派を意識したサイト作りをすることにしました。
その最たるものが、1カラムのレイアウト。
2カラムのレイアウトにしても、表示幅が狭いモバイル端末では、サイドメニューなどを下に配置するか、消すことになります。
だったら、伝えたい文章を読んでもらうことだけを考え、それ以外は切り捨てよう。
そう判断しました。
キッカケとなったアフィリエイト収入はリンクシェアのものでしたが、広く展開していくにあたって利用したのは、楽天アフィリエイトとYahoo!ショッピングのアフィリエイト・プログラムです。
メモ
Yahoo!側が提供していたアフィリエイト・プログラムは、2015年3月でサービスを終了したので、そこからはバリューコマースで運営しているプログラムに変更しています。
うまくいかなかったこと
数を増やすうちに、困った事態になります。
インデックス化されたページが、増えなくなったのです。
何らかのペナルティを受けているか、クロールしないよう指示していても、インデックス化されませんが、そういった可能性は無かったと思います。
そうなると、残る可能性は質の問題。
検索エンジンのクローラーがインデックス化するのは、検索結果に表示する価値があるコンテンツだけ。
言い換えれば、質の悪いコンテンツとみなされていることになります。
どんなものが質が悪いと判断されるか、その辺のことも検索すれば出てくるでしょう。
Googleが言及しているので、それが確かな情報です。
インデックス化されていないページと、インデックス化されたページを見比べ、重複コンテンツと判断されているのではないか。そう考えました。
似たようなテーマで書いていれば、同じような文章になってしまいます。
テンプレートを用意したことで、それが顕著になったように感じました。
その対策として行ったのは、文章のリライトと説明ページの追加です。
まず、同じような説明であっても、文章の構成を少し変えてみました。
次に、どのページでも似たような説明をするくらいなら、詳しく書いたページを用意して、そちらを見てもらうことにしました。
サイトの訪問者にとっては、他のページに行く手間が増えますが、みんながみんな一から十までの説明を求めているわけではないでしょう。
そもそも、全部をきっちり読んでくれる人は少ないです。自分が他の人のサイトを見るときも、飛ばし読みをしていますから、気持ちはよくわかります。
なので、ランディングページとなるページには簡略化した説明を載せ、詳しく知りたい人向けの説明は別ページで。そんな風に分けました。
これにより、徐々にインデックス化されたページが増えていきます。
しかし、同じように作っているのに、訪問者数には大きな差がありました。
検索結果で表示される順位、検索する人の数、そういった差もあるでしょう。でも、同じような月間検索数で、同じくらいの順位でも、訪問者数が全然違う。
訪問者数が多いページと少ないページの違いは何か。
両者を見比べた末に、タイトルだと思いました。
検索結果で表示されるのは、titleタグの文字です。説明として表示されるのは、meta descriptionタグの文字。
特にタイトルは、テキストリンクとなって目立つ部分です。
ここが興味を引くタイトルでないと、上位表示されようが見向きもされません。
自分が付けたタイトルを客観的に見てみて、訪問者数が多いページと少ないページでは、タイトルのキャッチーさが段違いだったのです。
これは基本的なことなのですが、ページの中身に集中しすぎて、タイトルを淡白なものにする癖が私にはありました。
確実に上を狙いたいなら、最初に強化するキーワードを決め、それを含んだタイトルを考えて、見出しと構成を練ってから、作業を始めた方がいいでしょう。