ユーザーの大半がモバイル端末からGoogleにアクセスしていることを受け、モバイル版のページ・コンテンツをインデックスのメインとするというのが、モバイルファーストインデックスになります。
今まではパソコン用のコンテンツをクローラーが収集し、検索エンジンのデータベースに格納していましたが、今後はモバイル用を優先しますよという話です。
モバイルファーストインデックスの通知
モバイルファーストインデックスが開始されたサイトは、Search Console と そこに登録したメールアドレスにメッセージが届きます。未登録なら見ることもないでしょう。
上の画像はメールのもので、2018年5月17日に届いています。
幾つかのサイトを運営していますが、一番早かったサイトで上記の日付でした。
傾向としては、忍者ツールズの無料ホームページで展開しているサイトが、早かったように思います。少なくとも、私が運営している中では。
たぶん、被リンクやページ数の関係じゃないでしょうか。
順位は変わるのか
Google のウェブマスター向け公式ブログでは、モバイルファーストインデックスによって集められたものであっても、従来の方法で集められたものより、ランキングで優位性があるわけではないと明言されています。
パソコン用のコンテンツも引き続きインデックス化されるので、あくまでも集め方の話なのでしょう。
実際、モバイルファーストインデックスの通知が来たサイトと、そうでないサイトを見比べても、検索順位で大きな差は出ていません。
まぁ、アルゴリズムの変化で波はありますが……。
上記は、2018年3月27日のウェブマスター向け公式ブログ「モバイル ファースト インデックスを開始します」を参考に書いています。
そちらには、Search Console のメッセージ例があるので、どんなものが届くのか知りたい方はどうぞ。
ページの読み込み速度が順位に影響
2018年1月18日投稿分のウェブマスター向け公式ブログによれば、ページの読み込み速度がモバイル検索の検索順位に影響があるそうです。なので、モバイルファーストインデックスの通知を気にするより、まずは読み込み速度を早くした方がいいでしょう。
ユーザーは読み込み速度を気に掛けている。
だから、読み込み速度が速いサイトを評価し、検索順位を上げるという理由があるようです。
と言っても、検索キーワードと関連性の高い役立つコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても上位表示するようなので、何を犠牲にしても速度を優先というのは違うでしょう。
AMPについて
Googleが推進するAMPは、Accelerated Mobile Pagesの略。
モバイルのページを速く表示させる手法で、対応しているページは検索結果でアドレス横に雷のマークが表示されます。
対応させるには、HTMLを指定されたタグで記述する必要があります。linkタグでcssを読み込んだり、imgタグで画像を表示できないので、代わりのタグを使用することになります。
あとは、AMP JS以外のJavaScriptがダメなど。
気になるのは、AMP対応による検索順位への影響でしょうか。
上の画像は、当サイトのデータになりますが、AMP対応したページの方が検索順位が上です。
対応したと言っても、AMP対応しているWordPressのテーマを使っているだけなので、技術的なことは あまり知りません。
なお、Google Search Console には「AMPテスト」という対応しているか否かチェックできるページがあります。
ちなみに、このサイトのWordPressテーマは、「WING(AFFINGER5版)」です。