車内で使う緊急脱出ハンマーの感想です。
購入理由
車のドアが急に開かなくなったことがあり、「こういうのも、用意しておいた方がいいかな」と思っての購入です。
なお、そのときは他のドアを開けて出ました。
その辺にある工具のハンマーでも良さそうなものですが、“凶器の疑い”をかけられないためにも、専用の商品が無難。
京都市の70代の男性が車が水没した場合の脱出用として車内に工具のハンマーをのせていたところ、警察から凶器の疑いがあるとして3時間ほど事情を聴かれていたことがわかりました。
引用元:車内に“脱出用のハンマー”で警察から3時間の事情聴取 京都 | NHKニュース
長谷川刃物の商品を選んだのは、前に購入した段ボール用カッターが良かったからです。
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緊急脱出ハンマーは、シートベルトを切るものと、サイド・ウインドウを割るものが一緒になっていて、その使用方法は下の画像の通り。
長谷川刃物 RE-20 の感想
ハンマーは、固定用ホルダーに収まる作りになっています。
そのホルダーは両面テープ的なもので接着可能。
表面の超硬合金ハンマー部には「ヨコマド ワル」とあり、シートベルトカッター部分には「ベルト キル」とあるので、パッと見ただけでも使えそうなデザインになっています。
「緊急時専用」という文字が目立つので、“凶器の疑い”をかけられる心配をしなくて済みそうです。
固定用ホルダーから外すと、上の写真の通り。
20cmちょっとあるので、そこそこ場所は取るでしょう。
固定用ホルダーにはめ込むと、超硬合金ハンマー部の出っ張りが隠れる仕様となっています。
上の写真の左側が超硬合金ハンマー部で、右側がシートベルトカッターです。
この超硬合金ハンマー部は、自動車用の強化ガラスに特化したつくりになっているので、合わせガラスには使用できません。
強化ガラスは引っ張り層と圧縮層の三層構造になっていて、その層のバランスが一ヶ所でも崩れると全体が崩れ、粉々に割れるそうです。
使い方の詳細は、次の画像の通り。
念のために買った物なので まだ出番はないですが、持ちやすくて適度な大きさに思えます。
感想としては、そのくらい。
AutoGo 緊急脱出ハンマーの感想
他の車に入れておくのは 別の商品にしようと思い、まったく違う形状をしているAutoGoの商品を選んでみました。
AutoGoは、広東省にあるメーカーのようです。
シートベルトカッターは、キーホルダーが付いている保護ケースカバーを外すと出てきます。
商品の大きさはカードほど。
ハンマー部は穴のある突起にしか見えませんが、この中にインパクトニードルが内蔵されています。
この突起をガラスに垂直に押し当て、体重をかけることで圧縮バネが動き、インパクトニードルが押し出されて窓ガラスを割る仕組み。
ガラス粉砕性能保証のため、テスト用ガラスが付属しています。
とはいえ、割ったら割れた破片が飛び散るので、なかなか試す気にならないというもの……。
ちなみに、フロントガラスや多層ガラス、防弾ガラスは壊せません。
通常の自動車のサイド・ウインドウ用です。
コンパクトなのは良いですが、「いざ」というときを考えると、長谷川刃物の商品の方が使いやすそうですね。