楽天アフィリエイトにおける「売れた商品のジャンル別グラフ」をもとに、2020年7月から12月某日までのデータを分析したのが当ページです。
これは、私が運営する他サイトの売り上げデータなので、「一般的な流れ」とは言えません。
なお、2020年前半は下記リンク先にて。
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【2020年前半】売れた商品のジャンル変化
2020年3月に、楽天アフィリエイトレポートが新しくなり、売れた商品のジャンル別グラフなどが見られるようになりました。 その機能を使って、2020年1月から5月15日までのデータを分析したのが当ページ ...
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売り上げ商品ジャンルの変化
運営しているサイトは、ブランド品に注力している傾向があるものの、広く薄くオールジャンルをカバーしています。
その点を踏まえ、参考になりそうな箇所があれば、ご参考ください。
まず、ブランド品に注力しているだけあって、11月を除き「バッグ・小物・ブランド雑貨」ジャンルが一番売れています。
前半の「マスクが売れた」状況から一変した。
そう見ることもできます。
上の画像は、左から順に7月、8月、9月……となっています。
最後の12月だけ、約半月分のデータとなります。
7月の売れ筋
7月では「バッグ・小物・ブランド雑貨」が11%で、「美容・コスメ・香水」が9%、「スポーツ・アウトドア」が8%、「ペット・ペットグッズ」の7%と続きます。
ここで注目したいのは「ペット」です。
たいして注力していないのに、このパーセンテージは驚異。
「ペットを飼う人が増えた」というニュースも、この頃から聞くようになったと記憶しています。
在宅時間が増え、家の中に「癒し」を求めるようになった……。
背景としては、そんなところでしょうか。
10月くらいになると「飼育放棄」というニュースも出ているので、無計画に一時の感情で飼ったのかもしれません。
海外では「犬の散歩」を理由に外出したい人が増え、レンタルサービスが誕生したという話も……。
売れていた商品は犬猫グッズ、水槽に必要なものでしょうか。
売れ筋は、犬猫なら餌の類い、水槽関係ではTetraの商品でした。
8月の売れ筋
8月では「バッグ・小物・ブランド雑貨」が19%で、「スポーツ・アウトドア」が10%、「美容・コスメ・香水」が10%、「キッチン用品・食器・調理器具」の6%と続きます。
ブランド特化型サイトらしい結果となりました。
「バッグ・小物・ブランド雑貨」では財布、「美容・コスメ・香水」ではブランド香水、「スポーツ・アウトドア」は人気メーカーのゴルフ用品といった具合。
「ゴルフは密にならない」という理由もあるでしょうが、それ以上にサイトの内容が大きいでしょう。
1台ですが、ルームランナーも売れています。
自宅フィットネスの需要が増し、アメリカの運動器具企業「Peloton」の株価が高騰したのも、この頃だったはず。
9月の売れ筋
9月では「バッグ・小物・ブランド雑貨」が11%で、「美容・コスメ・香水」が10%、「インテリア・寝具・収納」が9%、「スポーツ・アウトドア」が7%と続きます。
「インテリア・寝具・収納」ジャンルでは、布団やカバーが売れました。
季節の変わり目が近づくと、布団の類が売れ出します。
10月の売れ筋
10月では「バッグ・小物・ブランド雑貨」が11%で、「インテリア・寝具・収納」が10%、「スポーツ・アウトドア」が10%、「家電」が8%と続きます。
「美容・コスメ・香水」ジャンルが消えました。
汗をかかなくなると、香水の需要が減るということでしょうか。
相変わらず「インテリア・寝具・収納」ジャンルでは布団、それからカバーと敷パッドが売れています。サイズは、シングルが多かったですね。
「家電」ジャンルは、ストーブや加湿器といった季節性のあるものから、電子レンジやIHクッキングヒーターまで、様々なものが売れていました。
11月の売れ筋
11月では、「スポーツ・アウトドア」が13%で、「美容・コスメ・香水」が11%、「キッチン用品・食器・調理器具」が10%、「バッグ・小物・ブランド雑貨」が8%と続きます。
「バッグ・小物・ブランド雑貨」ジャンルが弱い月となりました。
「スポーツ・アウトドア」ジャンルでは、相変わらずゴルフ用品が売れ筋ですが、フィットネスバイクも増えています。
「美容・コスメ・香水」ジャンルは、主にコスメが売れています。
「キッチン用品・食器・調理器具」ジャンルは、ブランド食器ですね。
ロイヤルコペンハーゲン、イタリア製ステンレス食器モッタ、マイセンが人気でした。
12月の売れ筋
12月では、「バッグ・小物・ブランド雑貨」が13%、「スポーツ・アウトドア」が10%で、「美容・コスメ・香水」が9%、「食品」の7%と続きます。
「スポーツ・アウトドア」ジャンルでは、スキー板といった季節性のある商品も売れていますが、基本的にはゴルフ用品です。
「美容・コスメ・香水」ジャンルでは、香水の需要が復活。
他には目元をケアする商品、クリームの類が売れています。
マスクを着用した場合、もっとも気になる箇所は目元ということでしょうか……。
「食品」ジャンルは、海産物ですね。
冬になるとカニや鍋向きの商品が売れます。
秋くらいから「おせち」の予約が開始されますが、この分野に力を入れているサイトが多いせいか、私のところでは売り上げに繋がっていないようです。
デバイスの変化
上の画像も、左から順に7月、8月、9月……となっています。
あまり動きのないデータですね。
10月にパソコン経由が増えましたが、「これ」という理由が思いつきません。
最後に
2020年前半の「マスクばかり」の状況から脱却し、従来のサイト傾向が顕著になったと感じています。
肌感覚としては、「急にブランド品が売れ出す」という時期がありますね。
ボーナスといった“大きな収入からの購買”という流れはあるでしょうが、12月初旬から増えているので、その辺りが不思議なところ。
売れているのは主に財布です。
キャッシュレス時代とは言え、まだまだ需要はある模様。
逆に、カードを使う人が増えたことで、スキミング防止がウリのものを……。
そう考えましたが、特にそういうわけでは ないようでした。