新富士バーナー「草焼きバーナー」の感想です。
型番は、GT-110S。カセットガス式になります。
他のタイプとして、灯油式、プロパンボンベ式があります。
購入理由
土に残った草の根などを焼くために購入しています。
雑草を抜いても、その土に根や種子が残っていれば、また生えてくる……。
なら、いっそ焼いて消し去ってしまえばと思ったのです。
いわゆる野焼きは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第16条の2により、原則として禁止されています。
例外としては、処理基準に沿って行われる廃棄物の焼却、祭などの社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却、生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却などがあります。
自治体にもよるでしょうが、全部を禁止したら祭で何かを燃やすのも、キャンプファイヤーや焚火もアウトになりますからね。
だから例外があり、庭や畑から出た草木による軽微なたき火などが、その範疇にあるといったところ。
以下は、花巻市の例。
適用除外となる場合
5. 落ち葉の焼却その他の一過性の軽微な焼却
落ち葉、一時的に出される少量の剪定枝、空き地で刈り取った草木の焼却など。
業者が剪定をした枝は産業廃棄物となりますので、含まれません。
廃プラスチック類、ゴムくず、廃油、皮革などは認められません。
引用元:焚き火、草焼きにご注意ください。|花巻市
構造と使い方
写真の右上のボンベホルダーにカセットガスを取り付けて固定し、右下にあるハンドルを「OPEN」側に少し回し、「PUSH」のところを押すと着火します。
火は、写真の左側に写っている筒状の先から出るので、間違っても着火後に覗かないように……。
上の写真は、火口先端部です。
端的に言えば、火が付くところ。
さっきの筒を覗き込むと、この火口先端部が見えます。
写真の中央にある針金状の電極から、うずを巻いている気化器に向けて電気が走り、筒の中に広がったガスに火がつく仕組みです。
ただ、電極と気化器の距離が3mmくらいじゃないと、うまく点火しません。
より詳しい情報を知りたい方は、公式サイトにて。
⇒「Kusayaki GT-110 | Do-Ga | 草焼バーナー」
カセットガスの装着
まず、推奨されているカセットガスがあります。
写真の「Do-Ga」と書かれたカセットガスなどがそうですが、自社製品を推しているだけという可能性も。
自社製品で試しているから、推奨しているだけかもしれませんが。
カセットガスを装着する前の準備として、ハンドルが「CLOSE」になっているのを確認します。
セットして、すぐに火が出たら困るので……。
装着は、ボンベホルダーを「OPEN」にし、カセットガスをはめ込み、「CLOSE」にするだけ。
ボンベホルダーの「OPEN」「CLOSE」は見えにくい場所にあるので、写真で撮るのも難しいです。
火口先端部側からボンベホルダーを見て、かろうじて「OPEN」「CLOSE」の文字が確認できるレベルなので。
セットし終えたら、カセットガスの切込みを下に向けます。
写真の下側では、かろうじて切込みが写っていますので、「切込みって何?」という方は、写真のボンベホルダーを見てください。
カセットガスの一部が、欠けているのがわかるでしょう。
使った感想
写真の上側は、火口から火が出ている状態。
下側は、火ではなくガスが出ている状態です。
白っぽい煙が噴き出しているようなら、すぐにハンドルを「CLOSE」にして作業を中止。
生ガスが出ているので、問い合わせた方がいいでしょう。
この状態では、点火スイッチを押しても、火はつきません。
私の場合、ガスを出しすぎていて、火がつかないことが何度かありました。
ハンドルを回しすぎていたのでしょう。
着火の際は、ほんの少し開くだけでいいです。
「CLOSE」じゃなくなったくらいの開け方が、着火には最適。
本当に、ほんの少し開くだけでいいです。
使用後のバーナー
使用すると、火口に焼けた跡が残ります。
使用時の音はハッキリ言ってうるさいので、閑静な住宅街での使用は厳しいかもしれません。
草刈り機の音が日常となっている地方なら、それほど気になるレベルではないでしょうが……。
火力としては、思ったほど焼けないですね。
一気に燃やし尽くすような火力ではなく、じわじわと焦げていくような感じです。
グリップを握っていれば、その熱さを感じることはありませんが、使用後に火口に触れると熱いので、少し風にでも当てて冷ましてから しまった方がいいでしょう。
数分で熱さは引いていきます。
他に気をつける点としては、残ったガスですかね。
カセットガスを外しても本体に少し残っているので、ハンドルを開くとプシューと音が出ることも……。
なので、火の傍で取り外し作業はしない方がいいでしょう。
最後に
カセットガスを使い切り、ゴミに出したい人には、便利かもしれません。
数分で使い切ってくれますから……。
下の同系機種は、より発熱量が高いモデルです。