ツムラ漢方「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」は、のどの奥に何か物がつまっている感じがする際に処方される漢方薬です。
効き目について
添加物を除けば、次のような原材料となっています。
ハンゲ(半夏):サトイモ科のカラスビシャクのコルク層を除いた塊茎
ブクリョウ(茯苓):サルノコシカケ科のマツホドの菌核で通例、外層をほとんど除いたもの
コウボク(厚朴):モクレン科のホウノキの樹皮
ソヨウ(蘇葉):シソ科のシソの葉及び枝先
ショウキョウ(生姜):ショウガ科のショウガの根茎で、ときに周皮を除いたもの
気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症に効果があるとされています。
諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感
説明書きには『気分がふさいでおこる不眠、動悸、不安、神経性胃炎などを改善する』とあります。
個人的な感想
服用し続けて「効果があるかも」と思うくらいなので、即効性はないでしょう。
劇的に何かが変わるわけではないですが、気休めにはなるかも。
今までに飲んできた漢方薬の中ではクセは少なめ。ちょっと苦いくらい。
味的には飲みやすいですが、口の中で溶けにくいので、ザラザラした塊が口に残る印象。
すぐに飲まずに口に留めておくと、ねちょねちょした舌触りに。また、多少ヒリつく感覚も。
服用は食前ですが、忘れがち。
そんなときは食後でもいいと、薬剤師は言っていました。