うつ病の話

うつ病の症状と個人的な対処方法

更新日:

うつ病になってから、幾つかの症状に悩まされる日々を送っています。
頭が重い、首から肩にかけての凝りが酷い、下痢や便秘、寝付けない、喉の詰まり、嫌なことばかり考えてしまう、ネガティブな情報で気持ちが滅入る……。

そういった症状に対して、私がどんなことをしているか。または、どんなことをしてきたのかを書いてみました。
個人的な治し方みたいなものなので、効果を保証するものではありません。

前置き

うつ病になると、誰かの「XXをしたら治った」みたいな話を聞くと、「そんなので治るのは、うつ病じゃない」と言いたくなってしまいます。

自分が苦しんでいる病気は、そんなことでは治らない。
「XXをしたら治った」程度の症状の人が、うつ病だって言うから、世間の目が病気に対して懐疑的になる。

そんな風に思える人もいるでしょう。気持ちはわかります。

よくわかるから、こうして書いてますが、何にでも個人差はあるでしょう。
アルコールに強い人と弱い人がいるように、同じものを摂取しても結果が同じとは限らない。同じ方法でも効果が違うのなら、「自分には効果が無くても、他の人にはある」なんてこともあり得る。

その辺を踏まえて、「こういうのが、効く人もいるんだな」くらいに見てもらえれば幸いです。

喉の詰まりへの対処方法

何も喉に詰まっていないのに、喉が詰まっている感じがして苦しい。

これは必ずしも、うつ病と結びつくものではないですが、私の場合は同時期に強まった症状なので、ここで取り上げています。

咽喉頭異常感症、ヒステリー球といった言葉で説明されることが多い症状で、私は漢方薬による対処を試みました。
半夏厚朴湯という漢方薬です。

半夏厚朴湯

半夏厚朴湯は処方箋が無くても買えますし、薬局やドラッグストアの棚に並んでいることも少なくありません。
ただ、この漢方薬は飲み続けることで効果を発揮するものらしく、ちょっと飲んだくらいでは、症状の改善に繋がらないと医師に言われました。

保険がきかない状態で購入し続けると、結構な金額になってしまいますので、医師に処方してもらった方が良いかと思います。

これを飲み続けたことで、喉の詰まりは完全になくなったとは言いませんが、前ほど酷い状態にならなくなった気がします。
最悪の最大値が低くなった、そんな感じです。

頭が重いときの対処方法

言葉にすると「頭が重い」という表現になりますが、その症状を突き詰めると種類があります。

治らない二日酔いのよう

酸欠状態に近い

首から後頭部にかけて、針金が刺さっている感じ

強い力で頭を押されているみたい

正直言って、どうにもならないから、困っているところがあります。
とはいえ、他の症状が原因で頭が重くなっていることも。

そのひとつが、便秘。

便秘対策

健常者でも便秘になることはあるので、うつ病の症状みたいに書くのは少し違う気もしますが、薬の副作用で便秘になることもあるようです。

また、うつ病になると行動する意欲が失せ、運動量そのものが減っていきます。便秘の原因として、運動不足が指摘されることは少なくありません。

じゃあ、運動すれば解決だとなりますが、運動しづらい状態だから、こんなことになっているので、「鶏が先か、卵が先か」みたいな話になります。

特に田舎だと隣近所は顔見知りですから、外に出れば監視対象になると言っても過言ではありません。
「ずっと家にいるの? 仕事は?」みたいな話を振られたことがあります。

変化に乏しい地域は、近所の人が何をしたのかくらいしか話題が無いので、プライバシーなんて概念は持ち合わせていません。

運動なんてしていようものなら、「元気なのに、働きもせずに何をしてんの?」という説教が待っています。病気への理解なんて、まず無いと思って間違いありません。少なくとも、私の周囲では。

こういった事情もあるので、運動以外の便秘解消法を検討しました。

以前、オオカミの生態について見聞きした際、たまに腐った肉を食べて腹を下し、胃の中のものを出すことで、洗浄しているという話がありました。
似たような話で、わざと飲みかけのペットボトルを放置し、増殖させた菌を飲むことで便意を促す手法も聞いたことがあります。

同じように、わざとお腹を下すことで、強制的に便秘を解消する方法もあるでしょう。
私の場合、刺身や生卵といった加熱していないものを食べることで、お腹を下しやすい状態になります。なりますが、できれば避けたい手段です。
酷い腹痛を起こしますし、トイレに こもることになるので……。

珈琲豆

代わりに、どんな方法を取ったのかと言いますと、コーヒーです。
コーヒーを飲むことで下痢をする人もいれば、逆に便秘になる人もいるようですが、私の場合は新陳代謝が促進されるようで、便秘が解消されることが多い傾向にあります。

ただでさえ頻尿なので、コーヒーを飲むと余計にトイレが近くなりますが、便秘になるよりはいいと割り切ることにしました。

ちなみに、コーヒーは豆の状態で購入し、コーヒーミルで粉状にして淹れています。砂糖やミルクは入れずに、一日一杯ブラックで飲んでいますが、万人にオススメできるものではありません。カフェインを摂ると、眠れなくなる人もいるので。

インスタントコーヒーや、粉状にして売っている物でもいいと思いますが、豆の状態で買ったほうが香りが長く持ちますし、その強さも違うので“味わえる要素が増えて得”だと、個人的には思っています。

コーヒー以外では、油の摂取量を増やすと、快便に繋がる可能性が高まるように思います。これは、私が油分を避ける傾向にあるからかもしれません。

あと、芸術の話をすると便通に効果的という説もあります。

脳腸相関

うつ病の原因は、セロトニン不足という説があります。
実際、担当医の治療もモノアミン仮説に基づいて行われているそうです。
モノアミン仮説は、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が、精神疾患と密接な関係があるというもの。

シナプス
モノアミン仮説は嘘なのか|矛盾による否定と新説

うつ病の原因として挙げられるのは、性格によるものだとする病前性格説、神経伝達物質の不足だとするモノアミン仮説、脳由来の神経栄養因子の不足だとするBDNF仮説など。 最近では、脳内炎症による神経細胞の機 ...

続きを見る

セロトニンは安心に関わる物質で、少ないと不安が募る傾向にあるそうです。セロトニンを作れる量は男女で差があり、少ない女性の方が不安を感じやすいので、うつ病の発症率が高いという意見もあります。

このセロトニンは腸でも作られているので、お腹の調子が脳の働きに影響を与えているのではないかと、腸と脳の関係が研究され始めたと聞きます。
その関係性は脳腸相関という言葉で表現され、今では乳酸菌飲料の効果をアピールする際に使用されています。なので、そっち方面から「頭が重い」という症状にアプローチをかけるのも、ありかもしれません。

脳内で神経伝達物質として働くセロトニンは、腸内で生成されたものではありません。脳内セロトニンを増やしたい場合は、トリプトファンの摂取が重要になります。

トリプトファンは、体内でセロトニンを生み出すのに必要な栄養素ですが、この物質自体は体内では生み出せない必須アミノ酸になります。つまり、栄養分として摂取しなくてはいけないもの。トリプトファンは、牛乳、バナナ、ナッツ、魚、卵、肉などに多く含まれています。

マッサージ

病気が原因と思える首や肩の凝りでも、マッサージで和らぐことがあります。

整体院や整骨院に行ってマッサージしてもらうことになりますが、個人的には保険がきく整骨院がオススメ。

整体院の開業には、資格が要りません。
それにより、多くの人が参入できるとも言えますが、内容的にピンからキリまであっても不思議ではないとも言えます。
別の見方をすれば、都市部では競争相手が多いので、そこで生き残っているからには、何らかの魅力があると言えなくもないです。

ですが、整体院の施術費用は、整骨院よりも高い。
保険がきかない分、何倍もの差ができてしまいます。
仕方のないことですが、病気になって収入が絶たれた人間にとっては、出費を抑えたいので整骨院一択となります。

その整骨院も、場所によっては、ないことも……。


そんなとき、役に立つのが低周波治療器です。安い物なら、整体院の施術費用より安い。
繰り返し使えるので、湿布を貼るよりもコストパフォーマンスがいいです。
中には、光線過敏症なので、湿布はダメという人もいるでしょうし。

整体より整骨とは書きましたが、独立行政法人国民生活センターが発表した資料「手技による医業類似行為の危害 -整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も-」には、ちょっと怖くなるような危害事例が載っています。
腰痛に悩まされてマッサージを受けに行く人も多いでしょうが、厚生労働省の腰痛対策資料に「腰痛の約85%は、この非特異的腰痛に分類」とあります。非特異的腰痛は、原因が特定しきれない腰痛のこと。つまり、ほとんどの腰痛の原因は不明なんです。そんな腰痛に対し、「あぁ、これはXXだからですね」とサラッと言ってしまう感じだと、危ないのではないかと思ってしまいます。

姿勢を正す

薬の副作用で頭の働きが悪くなったり、便秘になったりしますが、姿勢の悪さも影響している可能性があります。
特に、パソコン作業が多い人は猫背になりがち。

私も姿勢が悪い方だから言うのですが、姿勢を正すことで調子が良くなることもあります。
血流が良くなる、正しい姿勢は体の負担が少ない、内臓が変に圧迫されない……といった理由で「調子が良くなる」のかもしれません。


とはいえ、ついつい猫背に戻ってしまいがち。
悪い姿勢が体に染みついてしまっているのでしょう。そこで、矯正器具の出番となります。矯正器具には主に肩用と腰用があり、それぞれ2,000~3,000円くらいで買えます。上の写真は着圧スーツですが、これは姿勢を正して脂肪も燃焼させようというもの。

もちろん、矯正器具を使わなくてもいいなら、それに越したことはありません。
ストレッチやヨガで姿勢を正した人もいますので。

換気をする

家にいると、頭痛、めまい、吐き気、皮膚障害、鼻炎、呼吸器障害が起こるけど、外に出るとおさまるというなら、シックハウス症候群の可能性があります。
その対策として挙げられているのが換気。

お手軽だからというのもありますが、1日5分でも空気の入れ替えをした方がいいそうです。
部屋の空気は思った以上に汚れるものらしいので、病気で家の中にいる時間が多いのなら、なおさらした方がいいかもしれません。

昼食後に頭が重くなる

昼食を取ってから、少し経つと高確率で頭が重くなります。
これに関しては、うまく対処できていません。

食べるのが早いから、ゆっくり食べたらいいかも。
そう言われたので、やってみましたが変わりません。

血糖値の急激な上昇が原因かも。GI値が低い食品に……。
そう思いましたが、食べなくても頭が重くなります。

結果、頭が重くなったら、目を閉じて休もう。
そういうことにしています。

休んでもダメなときは、思い切って体を動かすか、反射的にボタンを押すようなゲームをやります。
ゲームであっても、運動していると脳が錯覚するのか、体を動かしたときのようにスッキリすることがあるので。

追記

薬を変えたら緩和されました。

眠れないときの対処方法

心療内科で処方される薬には、眠気を促すものが多いので、薬による対処が必然的に多くなるかもしれません。
それでも寝付きにくかったケースを振り返り、これまでに知ったことをまとめてみました。

日光を浴びる

日光を浴びると、メラトニンというホルモンが分泌されます。メラトニンには体のリズムを調整し、睡眠を安定させる働きがあるそうです。
生活が規則的なら、睡眠時にも出ているようなので、よく眠りたいのなら規則的な生活が望ましいと言えます。

とはいえ、思うように日光を浴びられないこともあるでしょう。
冬季うつ病なんて言葉があるように、日照時間が少ない季節がありますし、地域によっては他県よりも日が照らないところもあります。

人工的に光を浴びる光照射療法があるくらいなので、3,000ルクス以上の光を浴びられるものを買うのも手かもしれません。
2,500ルクス以上で有効という意見が多いそうですが、私が見聞きした治療の最低ラインは今のところ3,000ルクスです。

ルクスは、光の明るさを示す単位で、略すとLXになります。
商品説明では、ルーメンという単位を用いられることが多いかもしれません。ルーメンはLMと略されています。

それぞれを日本語にすると、ルーメンは光束、ルクスは照度になります。
照明器具から発する光の束を表しているルーメンに対し、ルクスは光に照らされた物の明るさ。
照らされた物の明るさというのは、光源からの距離が影響します。
なので、単純に比較することはできません。

通販サイトで、「3,000LX LED」などで検索すると、3,000ルクス以上の光を放つ商品が出てきますし、それを測定する照度計も売っています。

SMART SENSOR AS803
【感想】照度計で明るさをチェック|不眠対策にも

購入経緯 「冬季うつ病は、日照時間と深く関係している」 「光療法は、冬季うつ病以外のうつ病の治療にも有効」 そんな話を聞き、どのくらいの光を受けて暮らしているのか、知りたくなったというのが、照度計に興 ...

続きを見る

日照計

そこそこ雲がある春の日に、窓際で照度計を使ったところ、5,000ルクス以上あったので、わざわざライトを買わなくても、いいような気もしますが……。
とはいえ、陽が差し込む窓際なので5,000を超えていますが、同じ日の同じ時間帯に室内で計測すると600程度。日の当たり具合で大きく変わります。

なお、睡眠障害治療用の装置「ルーチェグラス」は、10,000ルクスの模擬自然光で目を照らすもの。
光療法器具「ブライトライトME+」も、照射距離30cmで10,000ルクスなので、そのくらい数値が要るのかもしれません。

体を動かす

身体的に疲れれば、人は寝るものです。
外で運動できるのなら、日も浴びれて一石二鳥。体を動かすスペースがあるなら、室内でも効果があると思います。

組み立てたフィットネスバイク
【感想】アルインコのクロスバイク|室内で有酸素運動

アルインコのクロスバイク4417、型番で言うとAFB4417Xの感想になります。 購入経緯 室内で有酸素運動をしたいと思い、1万円ちょっとの予算で買えそうなものを探したところ、アルインコのクロスバイク ...

続きを見る

問題は、やる気が起きるかどうか。

うつ病は気力が奪われるというか、スイッチが壊れてつかない電気のように、行動のONボタンが反応しない状態です。
病気になる前から運動嫌いだった人には、なおさら実行に移しづらい対処法かもしれません。

私にも、その傾向はありましたので、運動とまではいかないレベルで、体を動かす方法を取りました。
オススメは整理・整頓です。

性格にもよると思いますが、キレイに片付けられれば達成感がありますし、物の配置を考えている間は、ネガティブな思考が頭から出ていきます。

もちろん、個人的な話になりますので、片付けが嫌いな人にはオススメできません。
でも、内因性のうつ病になるような人には、片付け嫌いでズボラな人より、整理整頓が得意な人が多いように思います。新型だと別かもしれません。

体を温める

入浴や温かい飲み物で、体を温めると眠りやすいというのは、よく聞く話ではないでしょうか。

寒いよりは暖かくしていた方が、リラックスできるのも大きいと思います。

ただ、既に入浴を済ませたのに眠れない、温かい物を飲んでも眠れないこともあるでしょう。

そんなときの対処方法としては、自律訓練法があります。
一種の自己催眠法なので、特に必要な物はありません。

リラックスできる姿勢で、自分の右手が重くなるイメージをし、それを左手、右足、左足と移していきます。次は、温かくなるイメージ……といった具合。
意識を体の一部に集中することで、自律神経の乱れを治すと言われています。

注意しなければいけないのは、催眠法なので消去動作が必要なこと。正しく行わないと、逆効果になること。
そう言われていますので、詳しくは専門家の書籍を読むか、医療系のサイトをご参照ください。

もっと気軽に行えるものでは、自分の太ももに手をあてる方法があります。
ストレスで交感神経が緊張し続け、血管を締め付けている場合、このようにして温めるだけで、冷え性が緩和されたり、リラックスしたりするそうです。

退屈な話を聞く

授業中に眠くなった経験がある人は、少なくないと思います。
興味がないこと、聞いても理解できないこと、知っている話というのは、退屈になって眠くなるもの。
なので、動画サイトなどで淡々と話している人を探します。

オススメは、声が高くなく、一定のリズムで、同じ音量で話す人です。
穏やかな口調で、丁寧な言葉遣いだと、個人的には理想。
動画サイトの場合、途中で広告が入らないのも重要です。うるさい広告が入って、せっかくの眠気を吹き飛ばしたら、意味がないので。

眠るために聴くのは、話し手に失礼というのでしたら、この方法はスルーしてください。
もしくは、再生数を稼げれば何でも良さそうな人を選んでください。

眠ろうとしない

眠れないときの対処法なのに、「眠ろうとしない」は矛盾しているように思えますが、「眠らなきゃ」という気持ちが 余計に眠れなくしていないでしょうか。

緊張する場面で「リラックスするぞ」と思っても、かえって緊張してしまうのは、「リラックスしていない自分」を強く認識するからです。
リラックスしようとしている状態は、今はリラックスしていないとイコール。緊張している自分に意識が集中すれば、緊張も増してしまうというもの。

それが「眠らなきゃ」という気持ちにも、言えるのではないでしょうか。

スイッチのオン・オフのように、パタッと眠れる人はそういない。せいぜい、できるのは眠れるコンディションに持っていくこと。
やれることをしたのなら、あとは自分の状態を受け入れるしかないのかも。

嫌なことを考えない方法

嫌なことを考えない方法は、私が知りたいくらいですが、「こうしたら、少しよくなった」というのはあります。

その方法は次の通り。

嫌なことを考えない方法

・情報を遮断する

・人と距離を取る

・自分には関係ないと思う

・実現率を出す

・他のことに集中する

情報を遮断する

テレビを見ない、新聞を読まない、ネットのニュースも見ない、SNSはログアウト。
こうして、入ってくる情報を減らすと、何かに影響されて気分を害する機会が減ります。

特に、ネガティブなニュースは見ない方がいいでしょう。
何かに文句を言っていたり、口論していたりする人も避けた方が無難です。
他の誰かに対する不平や不満、怒りの言葉であっても、自分が言われているような気持ちになってしまう。そんな傾向が、病気になると強まる気がするので。

自分に向けられた言葉じゃないのに、まるで自分が言われたことのように感じ、あれこれ考えてしまうと具合が悪くなります。
人の振り見て我が振り直せなんて言いますが、どうしようもない人の情報が溢れている中で、あれもこれも我が身に置き換えていたら、どうにかなってしまいます。

社会人として知っておくべきニュースがあると思うかもしれませんが、断ってみればメディアが伝える情報の大半は不要だったと考え直すかも。

多くの情報は、メディアが強調したい部分だけ切り取られていたり、注目を集めるために事実を曲げてインパクトに走ったり、1分で済む内容を薄くのばして30分も使っていたり、誤情報を流しても訂正やお詫びは目立たなかったりするので、知らなかった方がマシということもあるでしょう。

なので、具合が悪いときは遮断した方がいいかもしれません。
体調がよくなって、社会的な問題を考えようとした際も、自分で調べていった方が良いように思います。

人と距離を取る

距離が近いと、干渉したくもなりますし、干渉されやすくもなります。
殴られたくなかったら、殴られない距離まで離れるのが一番。そんな話です。

人とのやり取りが増えれば、気になることも増えるでしょう。時には、心配事に繋がることも。

「あんなことを言ってしまったけど、どう思われているだろう」「どうして、あんなことを言ってきたんだろう」みたいなことを考え始めると、今後しそうな相手との会話をシミュレーションして、その中で嫌なことを言ったり言われたりする場面を思い描いて不快になる。
私には、そんな傾向がありました。

しかし、相手がどう思うのか気にしたところで、何の解決にもなりません。
誰かを好きになるも嫌いになるも、その人の自由です。普通なら好かれる行為であっても、人によっては逆効果になることもあるでしょう。

典型的な例をあげれば、親切心から何かをプレゼントしても、相手にとって不要なら喜ばれないケース。喜ばれないどころか、処分に困る物を押し付けられたと嫌がられることも。

自分では、どうしようもないことを考えても仕方がない。
そうわかってはいても、人と接すると考えてしまうなら、できるだけ距離を取るのも手です。

自分には関係ないと思う

お節介な人間は他者の問題に干渉したくなるものですが、人に言われて動くのが好きな人はいないでしょう。

そう言い切れるのは、心理的リアクタンスという言葉があるから。

人には、自分で物事を決めたいという欲求があるので、誰かに選択を強要されたり、奪われたりすると、自分にとってプラスな提案でも反発してしまう。それが心理的リアクタンス。誰かの指示に従っていた方が楽だという人もいますが、それは脇に置いておくとします。

よりよい方法を知っていると、ついつい口を挟みたくなりますが、言ったからといって良い方向に行くとは限りません。
まして、病気のときは相手の反発に対抗できる気力がないので、痛い思いをするだけのこともあるでしょう。
なので、回復するまでは「自分には関係ない」と思っていいかもしれません。

「関係ない」という考え方は好きじゃないというのでしたら、「これは私の担当じゃない」と捉えましょう。
人には割り振られた人生の仕事がある。他人の仕事を邪魔してはいけない。
詳しい人に相談する道を選ぶのも相手の仕事のうち、一人で解決するのも仕事のうち、失敗して学ぶのも仕事のうち。そんな捉え方です。

また、「これ、やった方がいいんじゃない」と気を利かせると、それをやるのが当たり前な人と認識されることがあります。
善意で誰かが捨てた道端のゴミを片付けてたら、「これも」と言ってゴミを捨てていく人。「こっちも片付けろ」と命令してくる人がいます。

精神的に余裕があるなら、適当に受け流して作業を続けられますが、病気のときは嫌な気持ちを引きずってしまいがち。なので、治るまでは心無い人に接しない工夫が大事かも。

実現率を出す

「お腹の調子が悪いから、移動中に漏らすかもしれない」
「明日、あの人に文句を言われるかもしれない」

そんな不安を抱えていたとします。
実際、移動中に漏らすことはなく、文句を言われなかったら、実現率は0%。つまり、取り越し苦労となります。

様々な不安から嫌なことを考えてしまいますが、その実現率が低かったら「自分の不安は的中しない」と、自分に言い聞かせられますので、少し落ち着くかもしれません。

 

他のことに集中する

他の何かに夢中になれば、嫌なことを考えずに済む。
そんなことはわかっていても、なかなかできないから困っている……。

私自身そうなので、これは自分に言い聞かせるために書いているところもあります。

気を紛らわせる方法で、私が思いつくのは次の通り。

気を紛らわせる方法

・音楽を聴く

・香りを楽しむ

・好きなものを食べる

・好きな作品を見る

・数を数える

・運動をする

五感を刺激するものが多いですが、それぞれにデメリットもあります。

まず、音楽は逆効果になる可能性があります。
うつ病になると、音に過敏な反応を示すようになる人もいるでしょう。私もその傾向にあり、自然の音以外はノイズのように感じてしまうことがありました。その対策にイヤーマフを買ったくらいです。

イヤーマフ
【感想】防音用イヤーマフ PELTOR H540A|聴覚過敏対策

購入経緯 うつ病になってから、音に対して過敏になりました。 テレビの音や人の話し声が不快で、すべてを消したいと思うこともあります。 特にキツいと感じるのは、子供の泣き声。俗に言うキーキー声です。 全力 ...

続きを見る

自然の音を発生させる装置として、ホワイトノイズマシンがあります。使ってみた感想は別ページにて。

ホワイトノイズマシン
【感想】AVANTEK ホワイトノイズマシン|聴覚過敏対策

購入経緯 購入理由は、防音用イヤーマフと同じです。 「人の話し声が気になる」 「隣の部屋のテレビの音が気になる」 といった感じになり、不快な気持ちになるのを避けるため。平たく言えば、聴覚過敏対策です。 ...

続きを見る

自然の音以外だと、ソルフェジオ周波数辺りが聴きやすいでしょうか。

香りは、脳を直接刺激すると言われています。
匂いを司る脳の部位が、記憶を司る海馬の近くにあることもあり、記憶を呼び起こしやすい刺激でもあるようです。
嗅いだ匂いに良い思い出があればいいですが、嫌な記憶が想起されることも……。
なお、生物によって嗅覚に違いがあるので、ペットを飼っている場合は注意が必要です。人間に害は無くても、他の動物に有害なことは少なくありません。
また、体の状態によってはダメな香りがあります。例えば、高血圧の人にローズマリーといった感じで。

食べ物に関しては、病気に関係なくデメリットはつきものです。
白菜にだって毒性があります。食べても人間に害を及ぼさない摂取量になるので、食品として認識されているだけ。何だって食べすぎは良くないものです。

視覚は瞬時にして多くの情報が得られる分、それだけ脳の神経細胞を処理に使っています。脳の状態がよくないときは、休ませた方がいいこともあるでしょう。
特に、うつ状態になって好きな作品が楽しめなくなったときは、「楽しめなきゃ、おかしい」なんて思わないこと。休む時間なんだと割り切りましょう。

もしかしたら、単純に飽きてしまった可能性もあります。
その変化を確かめるなら、「海外の反応」+「作品名」などで検索し、リアクションが大きい国の人の反応を見てみるのも一興。向こうの人の大きな反応を見たら、ひとりで見た時よりも面白く感じるかもしれません。

数を数えるのは、五感を刺激する感じではないですが、これもスタンダードな対処法だと思います。
息を吸って1、吐いて2と、数えることに集中すれば、余計なことを考えずに済むでしょう。ただ、単調な作業の繰り返しは、眠気を誘うことに繋がるので、起きていたいときには向かないかも。

運動に関しては別の項目で触れた通り、何だかんだ言っても適度にした方が良さそうなことになります。
お腹がすいたら集中できないし、イライラしやすくなるといったように、人間の感情や思考は体の状況と密接に結びついています。ということは、逆に考えれば体に働きかけることで、感情や思考を変えることもできるわけです。

頭で考えても どうしようもなかったのに、体を動かしたらスッキリした。
そんな話が珍しくないのは、そういうことだからでしょう。

服用の注意

ただ、精神疾患系の薬を飲んでいる場合、注意力が落ちてるので、元気なときと同じ感覚でいてはケガをすることも。
そこだけは、気をつけた方がよさそうですね。

マインドフルネス瞑想

「何も考えないこと」をトレーニングする方法です。
『マインドフルネスストレス低減法』を読んで実践した結果は、他のページで書いていますので、もし よければ読んでみてください。

マインドフルネスストレス低減法
【感想】マインドフルネス瞑想を実践してみて

マインドフルネス瞑想で検索すると、吉田昌生氏の『マインドフルネス瞑想入門』が目につきやすいですが、当ページで扱っているのはジョン・カバットジン氏の『マインドフルネスストレス低減法』に書かれている瞑想法 ...

続きを見る

 

最後に

これを書いているのは、だいぶ治ってきてからになります。
もっと辛い症状もありましたが、うまく対処できていなかったので、書けることがありません。

そういうこともあり、かなり限定的な症状と対処方法となっています。

今、振り返って「あれをしておけば」と思うのは、体を温めるものを買うべきだったということ。
病気になって動く機会が減ると、体が冷えやすくなります。血流が悪くなるんでしょうね。特に秋や冬になると、布団の中でも寒いくらい。

なので、腹巻きや冷え取り靴下、追加の掛け布団を買っていたら、悪化具合も違っていた気がします。

そして、少しでも運動できるようになったのなら、室内でも可能な有酸素運動マシーンを買うこと。
体を動かした方が寒さを感じづらくなるというか、単純に温まりますし、気持ち的にもスッキリするので。

あとは、冷たい飲み物や食べ物を避け、なるべく温かい食事にすることでしょうか。

医療費
うつ病で働けない人を支援する制度と現実

うつ病になって退職した後、この先の収入について悩みました。 まともに働けない状態なのは、自分でよくわかっていましたし、経済的な余裕もなかったです。 何か良い対処方法はないかと探したところ、自分のような ...

続きを見る

 

-うつ病の話
-

Copyright© うつアフィ , 2018 All Rights Reserved.