「Melitta(メリタ)」の電動コーヒーミルの感想です。
型番は「MJ-518」で、品名はセレクトグラインド。
「ECG62」の型番で出ている「メリタ電動コーヒーミル」の同系。
「ECG62」が「MJ-518」の後継モデルになります。
見た目や説明書は、ハッキリ言って同じです。
メリタ電動コーヒーミル「MJ-518」
コーヒーミルは、コーヒー豆を挽くための道具です。
この電動コーヒーミルもコーヒー豆専用で、説明書にはコーヒー豆以外に使わないよう書かれています。
とはいえ、それ以外のもの。例えば、カレーのスパイスを粉にするために、使う人もいる模様。
「コーヒー豆以外」と書きましたが、コーヒー豆でも湿った豆や生豆はNGです。
カッターが破損したり、故障したりするので。
使い方
使い方は簡単です。
ポイント
1. キャップを外す
2. コーヒー豆を入れる
3. キャップをセットする
4. スイッチボタンを押す
5. キャップを外し、粉を取り出す
以上です。
スイッチボタンは、下の写真で矢印が示す黒い箇所になります。
このスイッチボタンを押すことで、本体のカッターが回転し、豆を挽く仕組みになっています。
なお、キャップを外した状態では、スイッチボタンを押せません。ボタンが沈まないという意味で。
本体にキャップを被せることで、スイッチボタンが沈むようになり、本体にある小さな穴状のスイッチが押せるのです。
押している時間の長さで、粗挽き、中挽き、中細挽きと、挽き具合が変化します。
1回の最長稼働時間は1分間。
1回ごとに15秒以上、休ませる必要があります。
とはいえ、数秒で細かくなりますし、続けて使うこともないでしょうから、あまり気にする必要はないですね。
お手入れ
メリタ電動コーヒーミルには、クリーニングブラシが付属しています。
3年も使うと、写真のような状態に……。
ミル用クリーニングブラシは単体でも販売されているので、コーヒーミルを買うなら一緒に購入した方がいいかも。
まぁ、ボサボサになっても、粉を掻き出せますけど。
このブラシは、掃除するのにも使います。
どうしてもキャップに粉が付いてしまうので、それを掃うのに最適。
本体は水洗いできませんが、キャップは違ったはず。なので、ブラシを使わなくても、掃除はできます。
どちらにせよ、お手入れする際は、電源プラグをコンセントから抜いて、行ってください。
使用済みの豆は、土壌改良材になるので、土に混ぜて使ってもいいでしょう。
植物を育ててない人は、「捨てる」一択ですかね。
乾燥させて何かにと思うかもしれませんが、割とカビが生えやすいですし、乾燥させるのも手間なので……。
メリタとカリタ
これは「メリタ」の製品です。
この記事を書くにあたり、改めて見るまで知りませんでしたが、メリタの名前は「アマリー・アウグスト・メリタ・ベンツ」さんが由来。
ろ紙にコーヒー粉を入れて濾すことを考案した人らしいです。
メリタのフィルターは、時代によって抽出口の穴の数が異なりますが、現在は1つ穴となっています。
コーヒーファンの間では当たり前の存在であるペーパードリップシステム(ろ紙でコーヒー粉をこしてコーヒーを抽出する方式)は、1908年、ドイツの一都市ドレスデンに住むメリタ・ベンツによって考案されました
引用元:メリタ ブランドストーリー|Melitta Japan (メリタジャパン)
対して、カリタは東京都日本橋にて創業された会社です。創業者は、糸滿盛京さん。
コーヒー機器総合メーカーなので、一文字違いのメリタと間違いやすいかも。
商品ページなどでは、社名の由来がドイツ語の「Kaffee(コーヒー)」と「Filter(フィルター)」に由来とあります。
電動コーヒーミルの感想
これしか使ったことがないので、他製品と比較できませんが、特に不満点は ありません。
購入から3年以上 経ちましたが、今も普通に使えています。
もし、手動のコーヒーミルを買っていたら、挽くのが面倒で飲む機会が減っていたでしょう。
コーヒーに強いこだわりが無い人は、手軽さを優先して電動を選んだ方がいいと、個人的には思っています。
もちろん、電動であっても「挽く手間」や「掃除する手間」は発生します。
だからといって、「粉」の状態で買おうとは思いません。
一度、挽いてすぐに淹れたコーヒーを飲むと、もう戻られない。そんな感じです。
最たる違いは、香りでしょうかね。
粉にしてしまうと、ふわっと広がる香りは、袋を開けたときくらい。
豆のまま買うと、挽くたびに味わえますし、賞味期限も違うはず。
ただまぁ、前に書いた通り、付属のブラシはボサボサになるので、他に用意しておいた方がいいでしょう。
挽くときの音ですが、数秒ほどとはいえ、掃除機レベルの音が出ます。音は豆の状態にもよりますが、細かくなった後はモーター音くらいになります。
購入時の価格を書こうかと思いましたが、コーヒー豆とのセット商品だったので、参考にならなそうなので やめておきます。加藤珈琲店で、ミルとのセット商品を探せば、調べられますけども。