オムロンの上腕式血圧計(HEM-7111)の感想です。
購入経緯
手首式の血圧計を購入し、日々計測するうちに、「上腕式も使ってみたくなった」というのが購入理由です。
オムロンの手首式血圧計(HEM-6121)の感想は、下記リンク先で書いています。
-
【感想】オムロン 手首式血圧計 HEM-6121|上腕式との精度差
オムロンの手首式血圧計(HEM-6121)の感想です。 購入経緯 高血圧で通院している身内を見て、「そろそろ、自分も気にした方が……」と思ったのが購入理由です。 血圧計を買うと決めた後、置くスペースの ...
続きを見る
リンク先でも書いていますが、計測部位が違うので、純粋な意味での比較対象には なりません。
ただ、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」によると、精度的には上腕式に分があるようです。
病院にある上腕式で測定し、その結果の違いを見てみましたが、そもそも病院だと緊張から高くなりがち。
そういう話もあったので、興味本位で調べたくなり、購入した次第です。
測定準備と別売品
お試し用電池(単4形アルカリ乾電池4個)が付属していますので、これを本体にを入れて測定準備をします。
入れる場所は、本体裏にある電池カバーを外したところ。
単4形アルカリ乾電池で、300回ほど測定可能です。とはいえ、付いてくるのは お試し用なので、この電池で300回は厳しいかも。
別売りになりますが、専用ACアダプタ(HHP-AM01)を使えば、コンセントから電源を取ることも可能です。電池と併用することで、電池の消耗が抑えられます。
専用ACアダプタのプラグは、本体の右側にあるコネクタに差し込んで使います。記事作成時点では、アダプタの価格は2,000円台でした。
腕に巻き付ける腕帯も別売りしていますので、そこだけ買い替えることができますが、エアプラグは付いていません。
エアプラグというのは、本体に差し込む箇所になります。エア管は付いていますので、先に付けるものとお考え下さい。
腕帯の型番は「HEM-CUFF-R24GY」「HEM-CR24」で、1,800円前後で売っていました。
測り方
測り方は次の通り。
測り方
1.エアプラグを腕帯コネクタに差し込む
2.腕帯を左腕に通し、正しい位置で固定
3.「測定/停止」スイッチを押す
4.結果が表示されたら終了
左腕に通すと書きましたが、右腕でも測定可能です。
なお、左腕と右腕では、腕帯エア管の位置が異なります。
左腕で測定するときは、手のひらを上に向け、腕帯にある三角の位置合わせマークが、中指の延長線上に来るようにします。
右腕の場合は、腕帯エア管が体の側面に来るようにし、肘で管を潰さないよう注意します。
どちらで測定するときも、腕帯の端を肘の内側のくぼみから1~2cm離し、面ファスナーでピッタリ巻きつけて固定しないといけません。
腕帯は素肌か薄着の肌着の上に身に着け、厚手の服を着ているときは脱いでから行ってください。腕まくりすると、そこが圧迫されるでしょうから。
手動加圧
最高血圧値が140mmHgを超える方向けに、手動加圧による測定方法もあります。
「測定/停止」スイッチを押し、加圧が始まったら再度「測定/停止」スイッチを押して、そのまま予想される最高血圧値より約30~40mmHg高い値まで押し続ける方法です。
手動加圧では299mmHgまで加圧できますが、必要以上に加圧すると内出血する恐れがあります。
対象となる腕の太さ
適用腕周範囲は、22~32cmとなっています。
あと、腕帯の幅が13.5cmほどあるので、自分の腕の長さを計測し、肘の内側のくぼみから1~2cm離したところで固定できるか、検討してから買った方がいいかもしれません。
感想
測り方を見てもらえばわかりますが、手首式に比べて測定するのに時間がかかりますし、注意すべきポイントも多いです。
エア管や腕帯の位置次第で、測定結果が結構 変わってきますので、大雑把な人には不向きかもしれません。
上腕式は手首式より場所を取りますし、多少ですが片付けの手間も増えますので、ズボラだと思う人は手首式を選んだ方がいいでしょう。
手首式と上腕式を同じ時間帯に使用し、測定結果の違いを見てみましたが、たいして変わりませんでした。
ここ5日間の私の平均数値は以下の通り。上腕式の方が、いつも最低血圧が低かったです。
最高血圧(平均) | 最低血圧(平均) | 脈拍(平均) | |
上腕式 | 111 | 65 | 79 |
手首式 | 113 | 75 | 80 |