「manaby」の評判｜在宅で学んで働く就労移行支援

前回、就労移行支援事業所「LITALICOワークス」を調べた流れで、他の施設も調べてみました。

manabyとは

manabyは、関東と東北に15ヵ所ある就労移行支援事業所です。

神奈川県は、川崎（旧 武蔵小杉駅前）、横浜関内駅前、相模原駅前、鶴見駅前。
東京は、府中駅前、駒込駅前、おおじま駅前。
千葉は、千葉中央。

宮城県は、仙台駅前、泉中央、石巻駅前、長町駅前、大崎。
福島県は、郡山駅前、福島といった事業所があります。

とはいえ、在宅での学習や就労に力を入れているので、他所のような通所がメインのスタイルとは、少し違うかもしれません。
コミュニケーショントレーニングをしないのも特徴。参加が強制ではないレクリエーションはあります。

また、manabyでも事業所によっては、就労継続支援A型の施設も併設していますし、東京都内の事業所は、通所でのサービス提供になります。

就労移行支援の説明は、別ページにて。

在宅で学習するのは、HTMLやCSS、Photoshopなど。
オンライン学習システムを利用して、プログラミングやデザインを習得することで、クラウドソーシングで仕事を受注することを視野に入れています。

eラーニングの動画は、1動画3分～10分なので、休憩を挟みやすいそうです。

HTMLやCSSといったWeb関連の知識を得て、就職や在宅ワークに繋げる事業所は、他所だとアットジーピー【atGP】の「ジョブトレWeb・IT」があります。
あとは、ノアですね。

利用の流れ

対象年齢は、18歳から65歳まで。

症状としては、身体障害、知的障害、うつ病、統合失調症、双極性障害、気分障害、不安障害、強迫性障害、難病、アスペルガー症候群、自閉症、ADHDなど。

利用期間は、最長2年間。

利用料は、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯（収入が概ね300万円以下の世帯）は負担なし。
所得割16万円未満の市町村民税課税世帯（収入が概ね600万円以下の世帯）は、月額上限9,300円。それ以外は、上限37,200円です。
詳しくは、「就労移行支援とは - manaby」にて。

利用者層は、20代から50代まで。男女比は半々。
3割くらいの人は、障害者手帳を持っていないそうです。
手帳を持っている利用者の9割は、精神障害の手帳。

運営会社

運営している株式会社manabyは、宮城県仙台市に本社がある2016年設立の会社です。

設立から、まだ日が浅いですが、以下のような就労実績が見られます。

仙台の事業所では、スキル習得のプログラムを終了した30名の利用者のうち、24名が就労し、同じ職場での就業を定着させています。そのうち16名は、プログラミングやデザインなどのスキルを活かし、在宅で勤務しています。
引用元：manabynews

先に、HTMLやCSS、Photoshopの学習について書きましたが、WordやExcel、Power Pointも学べるようです。

利用者の声を見ると、WordPressやWixでサイトを作っているようでした。
学習コンテンツ一覧には、JavascriptやPHPの文字もありますので、学ぶ言語はウェブに特化していると言っていいかもしれません。

わからないことはSkypeで質問とあるので、“オンライン学習システムを解放したら放置”ではないのでしょう。

仙台から始まり、関東に拡大を見せている就労移行支援事業所で、その出資団体にはKIBOWファンドがあります。
こちらは2011年3月14日、東日本大震災の被災地に向けた活動を考え、発足した一般財団法人になります。

「manaby」の評判

口コミ情報は、Googleマップで「manaby」で検索すると、事業所単位で「Google のクチコミ」が見られるので、最寄りの事業所の評判を知るには いいかもしれません。

他に、Facebookの「manabygroup」というアカウントに 寄せられているレビューなどもあります。

ただ、やはり設立が2016年と最近なので、情報が少ないのは否めません。

ちなみに、代表取締役社長を務める岡﨑衛氏が、2009年に設立した株式会社ユニークアイも、福祉事業を展開しています。氏が大学生の頃に立ち上げた会社です。